ZOZO米国開催は“4万人の喪失” 「日本でやって頂けたら」(No.155954) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
昨年大会では、タイガー・ウッズをはじめとする世界のトッププロを見るために、多くの人が会場に足を運んだ(撮影:岩本芳弘)
国内男子ツアー再開戦、「フジサンケイクラシック」の開幕を待つ選手たちのもとに、1日の朝にあるニュースが届いた。昨年、日本で初となる米ツアー開催が実現した「ZOZO Championship」が、今年はコロナ禍で米国に舞台を移して行われることが決定した。
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昨年は千葉県・習志野カントリークラブに米ツアーのトッププロが集結。台風による順延や無観客ラウンドを挟みながらも、大会期間で計43,777人を動員。タイガー・ウッズ(米国)と松山英樹の優勝争いの末、ウッズがツアー記録タイの82勝を達成するという、これ以上ない展開に日本中が湧き上がった。
今年も同会場でウッズの再来を誰もが心待ちにしていたが、コロナ禍で米国カリフォルニア州での開催が決定。ジャパンゴルフツアー選手会会長の時松隆光は、「コロナの中で、日本に来たくない方も少なからずおられると思う。開催して頂けることに感謝する気持ちと、日本でやって頂けたらという気持ちと半々です」と複雑な胸中を語る。今年は国内男子ツアーの賞金ランク加算対象外になったとはいえ、観客、試合数の確保が課題となる日本ツアーにとって、この1試合の喪失は計り知れない。
日本は海外選手についての入国規制が緩和されておらず、今週の「フジサンケイクラシック」にも海外選手が出場できないのが現状だ。一方で、米国では8月初旬に、外国人に課されていた2週間の自主隔離について選手、キャディ、トレーナーらは免除されることが決定。昨年ZOZO-に出場した浅地洋佑、堀川未来夢らも「米国でも、チャンスがあるのならやっぱり出場したい」と意欲を燃やす。10月22日からのZOZO-を終えれば、国内での試合は11月12日開幕の「三井住友VISA太平洋マスターズ」。帰国後に隔離があったとしても、主戦場に大きな影響はなさそうだ。
昨年大会では、日本からは賞金ランク上位7名、「ブリヂストンオープン」上位3名、スポンサー推薦枠8名の枠が用意された。米国に変更となった今年は、日本からの出場枠数、出場資格については未定となっている。
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