渋野日向子、涙をともにした“元祖エースキャディ”とタッグ復活(No.168557) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
渋野日向子と元祖エースキャディの“さおりさん”(撮影:岩本芳弘)
<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 事前情報◇11日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6228ヤード・パー72>
2年前は、まだ大勢のファンに囲まれることにも慣れていなかった。2019年の本大会が、渋野日向子にとってレギュラーツアー2試合目プロとしては初。最終日は鈴木愛、大山志保と同組で優勝争いに加わり、はじめてのトップ10入りを果たした。
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「愛さんや志保さんのファンが、私にも頑張ってと言ってくださったのを聞いて、プロの世界っていいなと感じた記憶があります」と、当時の初々しい感動を振り返る。ここでの6位タイを皮切りに、同年は国内4勝に海外メジャー「全英AIG女子オープン」を制覇。「この試合でトップ10に入ったからこそ、その年に初優勝できたし、色々な経験ができたと思います」と、記者会見で話す姿もすっかり板についた。
ある意味で原点とも言える本大会で、キャディに選んだのは飛躍の1年をともに過ごした“エースキャディ”だ。18年のファイナルQTから20年10月までタッグを組んでいた、定由早織(さだよし・さおり)キャディ。19年大会はウェイティングからの出場でハウスキャディと戦ったが、同年の「大王製紙エリエールレディスオープン」で早織さんとのタッグ初優勝を勝ち取った時には、2人で涙とともに抱き合って喜んだ。
2人がそろうのは、昨年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」以来、5カ月ぶり。「(早織さんは)今回だけお願いしました」と、今週限りの2ショットだ。7歳差の姉妹のような2人は、朝から元気な笑い声とともに練習ラウンドをスタート。「半年ぶりくらいですね。少し意識しているところが変ったなと思います」と定由キャディだが、2人の関係性に変化はない。おなじみの復活タッグで、今週は渋野スマイルにさらに磨きがかかりそうだ。(文・谷口愛純)
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