【WBC2026】侍ジャパンと同組のプールC(韓国、チェコ、オーストラリア、台湾)注目選手を一挙紹介!

写真:イ・ジョンフ/提供:YONHAP NEWS/アフロ

 

<WORLD BASEBALL CLASSIC 2026 日程:2026/3/5 ~ 3/17 場所:日本、アメリカ>

3月5日から、WORLD BASEBALL CLASSIC 2026(以下、WBC2026)が開幕する。

今大会、日本の入っているプールCには優勝候補筆頭の韓国、チェコ、オーストラリア、台湾が入っている。

本記事では、そんなWBC2026プールCの各国注目選手を紹介する。

 

韓国

イ・ジョンフ(外野手:サンフランシスコ・ジャイアンツ)

写真:イ・ジョンフ/提供:YONHAP NEWS/アフロ

写真:イ・ジョンフ/提供:YONHAP NEWS/アフロ

「風の孫」の愛称で親しまれる、韓国代表の絶対的な主軸でありキャプテン。MLBサンフランシスコ・ジャイアンツに所属し、2025年シーズンは打率.266、8本塁打、55打点、10盗塁、OPS .735という成績を収めた。卓越したバットコントロールと高い出塁能力を誇り、今大会でも1番または上位打線でのチャンスメイクが期待されている。父であるイ・ジョンボム(元中日)譲りの野球センスは世界レベルでも高く評価されており、新監督の柳志炫(リュ・ジヒョン)からは、メジャー経験者と若手、さらに韓国系米国人選手らを繋ぐチームの精神的支柱としての役割も託されている。

 

リュ・ヒョンジン(投手:ハンファ・イーグルス)

写真:リュ・ヒョンジン/提供:YONHAP NEWS/アフロ

写真:リュ・ヒョンジン/提供:YONHAP NEWS/アフロ

メジャーリーグで通算78勝を挙げ、2019年には最優秀防御率のタイトルも獲得した韓国野球界のレジェンド。現在は古巣のハンファ・イーグルスでプレーしており、今大会では17年ぶりにWBCの舞台に復帰した。39歳という大ベテランながら、精密な制球力とチェンジアップを軸とした投球術は健在で、投手陣の主将として若手主体のマウンドを牽引する。直前の練習試合でも2回完全投球を見せるなど仕上がりは万全。2009年大会の準優勝を知る数少ない経験者として、宿敵・日本や強豪・台湾との重要な一戦での先発登板が有力視されており、その左腕に韓国の命運がかかっている。

 

チェコ

テリン・バブラ(内野手・外野手:ボルチモア・オリオールズ傘下)

チェコにルーツを持つ現役の米国プロ野球選手であり、WBC 2026におけるチェコ代表の「最大級の補強」として注目を集める存在。父は元メジャーのコーチ、叔父もプロ経験者という野球一家に育ち、自身も2022年にボルチモア・オリオールズでメジャーデビューを果たした。メジャーの最前線を知る男として、若手主体のチームに勝負強さとプロの規律をもたらす役割が期待されている。

 

ヤン・ノバク(投手:ソコル・フルボカー)

チェコ代表投手陣の中で、貴重な左の先発・ロングリリーフとして重宝される「左腕の仕事人」。本業を持ちながらプレーするチェコ代表の象徴的な一人であり、普段は母国リーグで高い奪三振率を誇るエースとして活躍している。かつてはボルチモア・オリオールズ傘下やイタリア、オランダのプロリーグでもプレーした経歴を持ち、欧州野球のレベルを熟知した豊富な経験が最大の武器。140km/h台前半の直球に、キレのあるスライダーと緩急自在のカーブを組み合わせ、打者の打ち気をそらす投球術に長けている。2023年大会でも強豪国を相手に物怖じしないマウンドさばきを見せ、日本のファンからもその闘志溢れるピッチングが注目された。

 

オーストラリア

カーティス・ミード(内野手:シカゴ・ホワイトソックス)

写真:カーティス・ミード/提供:AP/アフロ

写真:カーティス・ミード/提供:AP/アフロ

オーストラリア出身の現役メジャーリーガーとして、チームの攻撃を牽引する中心打者。昨シーズンはトレード期限でタンパベイ・レイズからシカゴ・ホワイトソックスへ移籍し、年間で90試合に出場して打率.233、3本塁打を記録した。特筆すべきはマイナーでの圧倒的な打撃実績で、昨季もマイナーリーグでは打率3割をマークするなど、広角に鋭い打球を飛ばす高い打撃技術を誇りる。内野の複数ポジション(一塁、二塁、三塁)を守れる柔軟性も備えており、前回大会を辞退した悔しさを胸に、自身初となるWBCの舞台でオーストラリア打線の核となるだろう。

 

トラビス・バザーナ(内野手:クリーブランド・ガーディアンズ傘下)

 

オーストラリア野球界の歴史を塗り替えた「史上最高の逸材」。2024年のMLBドラフトにおいて、豪州出身選手として史上初の全体1位指名を受け、クリーブランド・ガーディアンズに入団した。昨季はマイナーの2A・3Aを中心に84試合に出場し、打率.245、9本塁打、OPS .813という数字以上の存在感を示した。特に選球眼が極めて高く、安打数に近い66四球を選び出す能力は圧巻。2024年11月のプレミア12でも侍ジャパンを相手に安打を放つなど、国際舞台での対応力も証明済み。俊足巧打の二塁手として、今大会が事実上の「世界へ向けたお披露目」の場となり、豪州代表の新たな顔としてチームを鼓舞する。

 

台湾(チャイニーズタイペイ)

チェン・ジェシェン(外野手:統一ライオンズ)

写真:チェン・ジェシェン/提供:AP/アフロ

写真:チェン・ジェシェン/提供:AP/アフロ

台湾代表のキャプテンを務める、攻守走三拍子そろった至宝。岡山共生高校への野球留学経験があり、日本語も堪能。卓越したバットコントロールと高い出塁率を誇る「安打製造機」でありながら、大舞台で見せるパンチ力と、外野の間を抜かせないゴールデングラブ級の守備も一級品だ。かつてNPBのドラフト指名漏れを経験した苦労人だが、いまやその実力は米国の記者からも「今すぐメジャーで通用する」と絶賛されるほど。常に全力プレーでチームを鼓舞し、「台湾は決して小さくない」と胸を張るリーダーの存在が、今大会でも台湾の快進撃の源となる。

 

グーリン・ルェヤン(投手:北海道日本ハムファイターズ)

 

「火球男」の異名を持ち、現在の台湾野球界で最も圧倒的な球威を誇る右腕エース。2024年に台湾リーグでMVPに輝き、2025年シーズンからは北海道日本ハムファイターズでプレー。1年目から「マダックス(100球未満での完封)」を達成するなど、その実力は折り紙付きだ。150km/h台後半の伸びのある直球と鋭いフォーク、縦のスライダーが武器で、大会前のキャンプでも既に150km/h中盤を記録し、打者を手玉に取る仕上がりの早さを見せている。今大会では開幕戦の日本戦での先発が有力視されており、侍打線にとって最大の壁となるだろう。

 

リン・アンコー(外野手:埼玉西武ライオンズ)

 

アルゼンチン人の母を持つハーフで、その彫りの深い端正な容姿から「台湾の王子」と称される左の長距離砲。2026年シーズンより埼玉西武ライオンズに入団した。台湾時代は「練習しなくてもホームランが打てる」と評されるほどの天賦の才を持ち、統一ライオンズの主砲として数々のタイトルを獲得。2024年のプレミア12決勝(日本戦)ではホームランを放ち、台湾を初優勝へと導いた。一振りで試合の流れを変える圧倒的なパンチ力と、ここ一番での勝負強さは大会随一。西武の同僚となる源田壮亮ら日本の守備陣にとって、最も警戒すべき「台湾の主砲」だ。