
三笘薫(写真:新華社/アフロ)
北中米W杯開幕が着々と近づいてきている。
シーズン真っ只中であり、多くの日本代表選手は欧州トップクラスの環境に身を置きハイレベルな試合をこなしている。
南野拓実が前十字靭帯断裂の大怪我を負ったことでシャドーのポジションを誰が務めるかに注目が集まっているが、有力候補の1人となっているのがブライトンの三笘薫だ。
三笘薫のシャドー起用こそが日本代表にとっての最適解か
選手層の厚い現在の日本代表では、南野拓実が抜けた右シャドーのポジションも複数の選択肢が残されている。
中村敬斗を起用すれば南野と同レベルの高い決定力が維持でき、鎌田大地を起用すればより攻撃の連携はスムーズになるだろう。
しかし、日本代表のクオリティを最も高める選択肢は、三笘薫のシャドー起用だといえるだろう。
「三笘はWGの選手ゆえにシャドーはハマらない」といった考えを持つ人も多いが、WGタイプの三笘だからこそ現在の日本代表のハマるともいえる。
ハマるであろう1つ目の理由は、「ボランチ鎌田との相性」だ。
ボランチに関してはキャプテンの遠藤航が絶対的な存在だったが、2025年後半からは「佐野海舟-鎌田大地」のコンビが最も良い組み合わせとなっている。
佐野が縦横無尽に中盤を駆け回り守備と攻撃両面で多大な貢献をする一方で、鎌田はより攻撃に比重を置くスタイルとなる。(もちろん守備能力も高いが)
三笘はそのプレースタイル的に右サイドに流れがちになるが、その空いたスペースに鎌田が上がることでチャンスが作りやすくなるわけだ。
3列目から飛び出す役割を任せるのに鎌田以上の適任者はいないだろう。
2つ目の理由は、「三笘の裏抜けを多用できる」といった点だ。
三笘と言えばドリブル突破というイメージがあるが、実は最も相手DFが嫌がるプレーは他にある。
それが「裏抜けの動き」だ。
三笘は下がってボールをもらう動きを囮にして瞬時に裏を狙う動きを試合中何度も繰り返すため、相手DFからすると一瞬も油断できない。
WBのポジションよりもシャドーのポジションの方がよりその裏抜けの動きはしやすくなるはずだ。
鎌田大地や久保建英といったパサーがいることで裏抜けによる決定機も増えるだろう。
上田綺世がポストプレーで落としたタイミングで三笘が裏抜けを試みるといったプレーを繰り返せば、1試合に1~2回はビッグチャンスが作れるはずだ。
3つ目の理由は、「右シャドーの久保やCFの上田との相性が非常に良い」という点だ。
プレー面の相性は戦術理解と同レベルの重要性を持つが、久保と上田と良いフィーリングでプレーできる三笘は右シャドーで最も輝けるはずだ。
果たして森保監督はWBとして長年プレーしてきた三笘をそのまま使い続けるのか。
それともシャドーへコンバートし新たな可能性を探ることになるのか。
3月シリーズ(28日のスコットランド戦、31日のイングランド戦)に注目だ。
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