
藤田譲瑠チマ(写真:アフロ)
12月21日、ブンデスリーガ第15節「マインツ対ザンクトパウリ」の一戦が行われ、0-0の引き分けに終わった。
日本代表MFの佐野海舟(マインツ)と藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)はスタメンフル出場し存在感を放った。
マインツはホームで勝ち点3を取ることができず最下位のままとなり、降格圏から抜け出すのが難しい状況となった。
激しい試合内容の中で存在感を示した佐野と藤田
2025年の日本代表において抜群の存在感を放っている佐野海舟は、このザンクトパウリ戦でも素晴らしいプレーを披露した。
ブンデスリーガ2シーズン目を経験している佐野だが、欧州でもトップクラスのボランチに成長した。
この試合ではDF陣に対して大きな声とジェスチャーで指示するなどキャプテンシーも出てきている。
マインツはブンデスリーガで最下位に沈み監督が代わるなど難しいシーズンとなっているが、佐野個人としては昨季と同様のハイパフォーマンスが継続できている。
すでに日本代表ではキャプテンの遠藤航や守田英正、田中碧よりも序列が高くなったと言っても過言ではないだろう。
怪我やコンディション不良がなければ高い確率で主力として北中米W杯のピッチに立つことになるはずだ。
W杯では中盤のデュエルが勝負を分けるポイントとなるため、佐野に懸かる期待は非常に大きいといえるだろう。
対する藤田譲瑠チマもこのマインツ戦でハイレベルなプレーを見せた。
佐野と対峙する機会も多く、球際も試合を通じた存在感も互角だったといえる。
攻撃でも決定機に顔を出すなど佐野とは異なる特徴も見せた。
ベルギーからドイツにプレーの場を移した藤田だが、チームは低調ながら個人としては完璧にレギュラーを掴み良い経験を積んでいる。
日本代表のボランチでは5番手という序列となっているが、シーズンを通して主力としてプレーし6月までの国際親善試合でアピールできれば北中米W杯本番のメンバーに選出される可能性は高いはずだ。
ブンデスリーガでしのぎを削る佐野と藤田の今後の成長に期待しよう。
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