
久保建英(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
12月6日、アメリカのワシントンのジョン・F・ケネディ・センターで2026年6月から開催される北中米W杯の組み合わせ抽選会が行われた。
日本代表はF組で、FIFAランク7位のオランダ代表と40位のチュニジア代表、欧州プレーオフの勝者(ウクライナ代表、スウェーデン代表、ポーランド代表、アルバニア代表のいずれか)と対戦することとなった。
抽選の結果は良くないが「確かな自信」がみなぎる日本代表
今大会から参加国が48か国に増加しレギュレーションも変わることになるため、日本代表が目標であるベスト8に進出するためにはグループステージを突破するだけでなく決勝トーナメントで2回勝たなければならない。
日本代表はグループステージを1位通過もしくは2位通過したとしても、グループCの1位通過と2位通過が濃厚なFIFAランク5位のブラジル代表もしくは11位のモロッコ代表と対戦する可能性が高いため茨の道となる。
3位で通過するケースの場合もFIFAランク15位のメキシコ代表が相手となる確率が高いため、どちらにしても厳しい相手となる。
グループステージのオランダは、ファンダイクやフリンポン、デ・ヨング、フラーフェンベルク、ガクポなど各ポジションにワールドクラスの選手を揃える。
ブラジル代表は言わずもがなの実力であり、モロッコ代表も前回大会ベスト4に入り、ブラヒム・ディアスやハキミなどタレント力もある。
メキシコ代表はスター選手こそ多くないものの過去8大会で7度ベスト16に進出している実力国だ。
明らかに日本代表にとって厳しい組み合わせとなったわけだが、それでも北中米W杯で快進撃を見せる可能性は大いにあるといえるだろう。
久保建英や三笘薫、堂安律、上田綺世、佐野海舟、鈴木彩艶、板倉滉、遠藤航、南野拓実、鎌田大地。守田英正など欧州で活躍している選手がおり、中村敬斗や前田大然、小川航基、鈴木淳之介、田中碧、渡辺剛など主力と遜色ない選手も多いため、選手層も厚い。
なにより「3-4-2-1」のフォーメーションと連動したハイプレスの守備、連携の取れた攻撃などチーム力は史上最強レベルに達している。
難敵だらけの北中米W杯となりそうだが、それでも「恐るるに足らず」といったところだろう。
堂安律が自身のX(旧Twitter)で「どこでもいいや」とポストしたように、今の日本代表はどこが相手でも自分たちのサッカーができれば勝利できるという「確かな自信」を持っている。
そういった意味では、各選手が良いコンディションでW杯に臨めるかどうかが最も大きなポイントであるといえるかもしれない。
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