アーセナルのCF問題はミケル・メリーノ起用で回避成功!リーグ戦11試合負けなしで首位独走

ミケル・メリーノ、マルティン・スビメンディ(写真:ロイター/アフロ)

ミケルメリーノ、マルティン・スビメンディ写真:ロイター/アフロ
12月3日、プレミアリーグ第14節「アーセナル対ブレントフォード」の一戦が行われ、2-0でアーセナルが勝利した。

この勝利によってアーセナルはプレミアリーグで11試合連続負けなしとなり、勝ち点33と2位のマンチェスターシティに5ポイント差をつけ首位独走状態となっている。

CFに問題発生もミケル・メリーノという選択肢で回避

筋肉系の怪我によりCFの1番手であるギェケレシュが1か月ほど離脱となり、ハヴァーツやジェズスなども離脱中だったためアーセナルは「CFの駒不足」という問題を抱えていた。

しかし、昨季同様にMFのミケル・メリーノをCF起用することでアーセナルはこの問題を回避してみせた。

昨季と違う点は、メリーノがCFとしてのプレーが板についてきたことだろう。

「自チームのFWにエリア内の動き方を聞いている」

「テレビで見る試合でも各チームのストライカーの動きを見て研究している」

このように、メリーノはMFとしてだけでなくCFとしてのプレーレベルを上げようと日々努力を怠らない。

直近の6試合で4得点3アシストを記録しているメリーノは、本職のCFと言っても過言ではないほどのレベルに達している。

ギェケレシュやジェズスも復帰しCFの層は再び厚くなるが、もしかしたら大事な試合でアルテタ監督がメリーノを先発で起用する可能性もあるかもしれない。

メリーノとしてはMFとして毎試合プレーするのが当然ベストではあるが、今季はエベレチ・エゼが加入しウーデゴールも復帰していることからMFの層も厚くなっており、MFにこだわっていてはあまり出場機会は増やせない。

そういった意味では、「MFでもCFでもチームに求められればどこでもプレーする」という貪欲さを見せることはメリーノがアーセナルで生き残っていくためには必要な意識だといえるだろう。

ブレントフォード戦ではデクラン・ライスが負傷しており、メリーノは次戦以降MFとしてもチャンスが増えそうだ。

ガブリエウ・マガリャンイスやウィリアム・サリバ、モスケラとDF陣も負傷者が続出しているためチーム力は低下中だが、MFとCFに関してはメリーノの存在によって一定以上のクオリティを維持できるはずだ。

果たしてアーセナルの快進撃は今後も続いていくのか。

12月6日に行われるプレミアリーグ第15節のアストン・ヴィラ戦も注目だ。