ツアー最年少V記録持つ17歳プロがQT最終で『トーナメント特別保障』から復帰 来季は7試合が保障

昨季の「ワールドレディスサロンパスカップ」で史上最年少優勝を挙げたイ・ヒョソン(撮影:福田文平)

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は24日、『トーナメント特別保障制度』が適用されていたイ・ヒョソン(韓国)の復帰届が提出され、それを承認したことを発表した。

昨年5月のメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で、15歳176日のツアー史上最年少優勝を果たしたヒョソンは、同年7月にJLPGAに入会。その優勝の権利で昨季、今季とツアーに出場していた。しかし今年9月の「ソニー日本女子プロ選手権」を棄権した後は欠場が続き、11月10日に『トーナメント特別保障制度』の申請と、それが承認されたことをJLPGAが発表していた。なお適用の理由については「選手のプライバシー保護配慮」のため明かされてはいない。

復帰競技は、12月2~5日に開催される「QTファイナルステージ」。保障内容は「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」から「大王製紙エリエールレディス」までに欠場したツアー競技の7試合となる。イ・ヒョソンの今季メルセデス・ランキング(MR)は103位で、この7試合で獲得したポイント数の合計が、今季「大王製紙エリエールレディス」終了時点のMR50位以内に相当するポイント数であれば、保障競技終了後に2026年度のシード権が付与される(①)。

ただ、今季のQTファイナルステージに出場した場合は、QTランキングリストに基づき、来季の出場資格を付与。保障競技7試合に出場し 2026年度のシード権を獲得できなかった場合は、保障競技終了後、QTランクに基づいた出場資格で出場できる(②)。

なおMR103位のイ・ヒョソンのポイントは80.88pt。来季シード権が得られる今季の50位は487.71ptで、7試合で406.83pt以上を積み上げる必要がある。