【世界射撃選手権2025カイロ大会】日本代表選手を一挙紹介!

 

<世界射撃選手権2025 日程:11月6日(木)~18日(火) 場所:エジプト・カイロ>

11月6日~18日にかけて、世界射撃選手権2025が開催される。

今大会には、五輪3大会連続出場中のエース・岡田直也や、パリ五輪日本代表の22歳・野畑美咲など、トップレベルで戦う選手が多数参加する。

本記事では、そんな期待を背負う日本代表の注目選手を紹介する。

 

岡田直也

岡田直也

写真:岡田直也/提供:長田洋平/アフロスポーツ

生年月日:1990年10月10日(35歳)

出身地:岡山県津山市下田邑

所属:綜合警備保障株式会社(ALSOK 射撃部)

経歴:岡山県立津山工業高校→大阪産業大学

種目:ライフル射撃(10mエアライフル、50mライフル3姿勢 等)

高校時代まで水泳に打ち込み、大学入学後に射撃競技に転向したという異色の経歴を持つ。競技開始は比較的遅かったが、持ち前の集中力と身体制御力で頭角を現し、2016年リオデジャネイロ五輪に初出場。以降、東京五輪(2021年開催)、パリ五輪(2024年)と3大会連続で出場を果たした。

主戦種目は10mエアライフルおよび50mライフル3姿勢で、国内外の主要大会で安定した成績を収めている。長身による安定したフォームと冷静沈着な精神力が最大の武器であり、的中精度の高さには定評がある。

地元では「津山の誇り」として広く支持され、競技普及や次世代育成にも力を注ぐ存在だ。

 

吉岡大

吉岡大

写真:吉岡大/提供:長田洋平/アフロスポーツ

生年月日:1985年12月14日(40歳)

出身地:京都府長岡京市

所属:京都府警察

経歴:私立京都両洋高校

種目:男子25 mラピッドファイアピストル個人

高校時代に射撃を始め、国内トップクラスに成長。2021年の東京オリンピックでは男子25 mラピッドファイアピストルで8位入賞を果たし、日本射撃界における快挙を成し遂げた。

その後も国際大会で安定した成績を残し、2023年の世界選手権(アゼルバイジャン)では4位入賞。2024年パリオリンピックにも出場し、経験豊富なベテランとして日本代表を牽引している。

強靭な集中力と緻密なリズム感、そしてどんな状況でも冷静に的を射抜く精神力が特徴で、スピードと精密さを融合させた射撃スタイルは若手選手の模範ともなっている。

 

野畑美咲

野畑美咲

写真:野畑美咲/提供:長田洋平/アフロスポーツ

生年月日:2003年8月25日(22歳)

出身地:京都府長岡京市

所属:明治大学

経歴:大分県立由布高校→明治大学(在学中)

種目:ライフル射撃(主に 10 m エアライフル)

高校の射撃部顧問である父の影響もあり、高校1年で射撃を始め、2年生で全国大会優勝を果たす。2023年の全日本ライフル射撃競技選手権では女子エアライフル立射60発競技で優勝、633.7点という日本記録を樹立。

2024年パリオリンピックでは女子10mエアライフル個人で12位に入り、混合団体にも出場。

安定したフォームとメンタルの強さに定評があり、プレッシャー下でも崩れず、均一なショットを重ねる安定感は国内外で高く評価されている。

 

平田しおり

平田しおり

写真:平田しおり/提供:西村尚己/アフロスポーツ

生年月日:1999年11月6日

出身地:石川県成美市大成町

所属:綜合警備保障株式会社(ALSOK 射撃部)

経歴:石川県立金沢伏見高校→明治大学

種目:ライフル射撃(10 mエアライフル/50 mライフル3姿勢 等)

高校生で競技を始めてからわずか数年で頭角を現し、2019年のアジア選手権で銅メダルを獲得。2021年の東京オリンピックでは女子10mエアライフル個人で34位、50mライフル3姿勢で11位と健闘し、世界の舞台で存在感を示した。

高い集中力と安定した姿勢が特徴で、特に50m三姿勢では長時間の競技中も姿勢を崩さず、精密なコントロールを維持できる点が強み。

 

世界射撃選手権2025カイロ大会 日本代表選手一覧

岡田直也(ALSOK)
花川直樹(自衛隊体育学校)
遠藤雅也(自衛隊体育学校)
野畑美咲(明治大学)
平田しおり(ALSOK)
三浦莉桜(鯖江村田製作所)
泰地陽詩(明治大学)
岩佐正貴(自衛隊体育学校)
中山惇之丞(岡山商科大学)
相澤ひかる(警視庁)
財津美加(大分県警察)
吉岡大(京都府警察)
武内響(自衛隊体育学校)
岩田泰輝(兵庫県警察)
嘉山豪(プレス工業株式会社)
近藤桂司(九州乳業株式会社)
神山直三(埼玉県ライフル射撃協会)
世利優大(福岡県ライフル射撃協会)

※選手所属は2025年10月27日時点