
写真:ペドリ(提供:ロイター/アフロ)
欧州屈指の実力と人気を誇るバルセロナが今季も好調だ。
ラ・リーガでは6勝1分で首位を走っており、CLリーグフェーズ第1節でもアウェーながらニューカッスルに勝利し、好調な滑り出しとなった。
そんなバルセロナにはヤマルというサッカー界における新時代のアイコンとなるスターが現れたが、そんなヤマルを凌駕する影響力を放っている選手が存在する。
それがスペイン代表MF「ペドリ」だ。
ペドリの選手としてのレベルはクラブのレジェンドであるシャビ&イニエスタのレベルに
ペドリは現代サッカーにおけるプレーメーカーとしては世界で3本の指に入る選手だ。
得点やアシストといった数字面ではやや物足りなさがあるが、チームが勝利するために欠かせないプレーを高次元で実践している。
余裕があるように見えるボールキープはシャビやイニエスタを彷彿とさせる。
ペドリは視野の広さや質の高いパス、ドリブル、そして運動量や守備能力も兼ね備えているのだから驚きだ。
まさに現代サッカーにおけるパーフェクトなMFと言っても過言ではないだろう。
怪我を繰り返し伸び悩む時期もあったが、この1年半は欧州屈指のゲームメーカーとしてハイレベルなプレーを披露し続けている。
ヤマルやハフィーニャといった選手は試合を勝たせることが可能な選手だが、ペドリは「チームにタイトルをもたらせる選手」と評価されているのだ。
その証拠に今年のバロンドールで11位に選出された際には多くのファンから怒りの声が聞こえたほどで、昨季のラ・リーガと国王杯の制覇、スペイン代表の躍進(勝利を重ねFIFAランキング1位に)に大きく貢献している。
ペドリは前述した通りすでに欧州屈指のプレーメーカーでありゲームメーカーではあるが、22歳という年齢ゆえにまだ成長の余地を残している。
クラブのレジェンドであるシャビやイニエスタ、ブスケツのように、新世代のクラックとして今後バルセロナとスペイン代表に多くのタイトルをもたらしていくのではないか。
まだシーズンは始まったばかりだが、ペドリが中盤を支配するバルセロナがラ・リーガ&国王杯連覇とCL制覇という「三冠」を成し遂げる可能性も十分にありえるだろう。
バルセロナは10月1日にCLリーグフェイズ第2節でパリSGと対戦する。
昨季の王者相手にペドリがどのようなプレーを見せるのか、注目しよう。
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