
小川航基(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
北中米W杯に向けた強化試合にあたるアメリカ遠征初戦は0-0の引き分けに終わったが、日本代表のCF争いはすでに決着したと言っても過言ではないだろう。
メキシコ戦の上田はそう言い切れるほどに突出したプレーを披露し続けた。
中2日で行われるアメリカ戦は大幅なメンバーの入れ替えが行われる予定であるため上田はベンチスタート濃厚となっている。
小川航基や町野修斗、細谷真大らにチャンスが与えられる可能性が高いが、誰が2番手争いに向けアピールに成功するかが注目ポイントとなる。
圧倒的な存在感で上田のCF一番手は当確か
北中米W杯まで10ヶ月以上あり、まだスタメン当確とは言い切れないものの、上田はコンディションに問題なければほぼ間違いなく本番でもスタメンとしてプレーするだろう。
そう言い切れるほどメキシコ戦の上田のプレーレベルは高かった。
ファウル気味に激しく身体を当ててくるメキシコDF陣が相手でも、何度も良いポストプレーを見せた。
フェイエノールトでは昨季エースだったヒメネスが去り上田がエースとしてプレーするようになった。
この環境の変化により上田は間違いなくワンランク上の選手となった。
世界的なCFだったロビン・ファンペルシー監督の指導がポジティブな影響をもたらしているという側面もあるだろう。
シュート力は日本代表においてダントツで高く、チームの主力である三笘薫や久保建英らとの相性も良い。
今後行われる強豪国との強化試合は基本的に上田をスタメンで起用し連携を深めていくべきだろう。
アメリカ戦は小川航基と町野修斗にチャンスが与えられる可能性大
前述した通り上田綺世はスタメン当確と言えるほどメキシコ戦で高い実力を示したわけだが、北中米W杯本番では総力戦となるため2番手、3番手のCFの成長も必須となる。
アメリカ戦のCFのスタメンは実績からすると小川航基がスタメンとなる可能性は高い。
決定力の高さは上田に匹敵するため、ポストプレーや味方との連携に磨きがかかれば2番手を維持できるはずだ。
しかし、メキシコ戦の81分から出場し上田と2トップを組んだ町野にも高確率でチャンスが与えられるだろう。
185㎝とサイズもあり上田と同じCFタイプである町野がアメリカ戦で結果を残せれば、小川航基を抜きCFの2番手となる可能性も十分にありえる。
果たしてアメリカ戦でアピールに成功するのは小川か、町野か。
2人のプレーに注目だ。
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