
ミケル・メリーノ、マルティン・スビメンディ(写真:ロイター/アフロ)
その去就が注目されていたイングランド代表MFエベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)がアーセナルに移籍すると欧州移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノが明かした。
アーセナルはマルティン・スビメンディやヴィクトル・ギェケレシュ、ノニ・マドゥエケ、クリスチャン・ノアゴールなど確かな実力者を今夏獲得しているが、エゼ獲得によって盤石のチーム編成になったといえるだろう。
戦力大幅強化のアーセナル、連携が強化されればプレミア&CL制覇も現実的な目標に
開幕節でマンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利したアーセナルだが、試合内容はそれほど良いとは言えなかった。
CFとしての得点力が期待されるギェケレシュは不発となったわけだが、プレミアに順応するのは簡単ではないため、5~6試合経過してみないと評価はできないだろう。
アーセナルはサリバやガブリエウ、カラフィオーリ、ベン・ホワイト、ティンバー、ルイススケリーなどDF陣が揃っているだけでなく、ウーデゴール、スビメンディ、ライスの3枚は欧州で3本の指に入る中盤のスカッドだといえる。
サブにミケル・メリーノやノアゴールがいるため、ハイレベルなローテーションが可能だ。
攻撃陣ではエースのサカと待望のCFギェケレシュだけでなく、ヌワネリ、ハヴァーツ、マドゥエケ、トロサール、マルティネッリなどこちらもワールドクラスの選手が揃う。
トロサールに関しては移籍の可能性があるものの、仮にトロサールが抜けたとしても十分にシーズンを通して戦い抜けるスカッドであるといえるだろう。
そんな状態のアーセナルにエゼまで加わることになれば、プレミアリーグとCL、そしてFAカップなどでも優勝を狙えるはずだ。
新戦力も多く戦術理解度を上げチームの意思を統一させるのは簡単ではないが、8月、9月と試合数を重ねていくことで徐々にアルテタ監督の狙いが浸透していくだろう。
アーセナルの次戦は8月23日、プレミアリーグ第2節のリーズ戦(ホーム開催)となる。
ギェケレシュの待望の初得点への期待も高いが、スビメンディやマドゥエケを含めチームとしてどれほど進化するのか、その戦い方にも注目だ。
もしかしたら10月、11月頃には「無敵艦隊」となっているアーセナルが見られるかもしれない。
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