
藤田譲瑠チマがブンデスのザンクトパウリへ完全移籍!日本代表ボランチ枠はハイレベルな争いに
藤田譲瑠チマ(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
6月28日、ブンデスリーガに所属するザンクトパウリがシントトロイデンの藤田譲瑠チマ(23)を獲得したと報じた。
同リーグのシュツットガルトが獲得に興味を示していたが、藤田はより出場機会の望めるザンクトパウリを選んだようだ。
日本代表のボランチ争いも一気に激化
これまで日本代表のボランチは遠藤航と守田英正が一歩リードし田中碧や旗手玲央が続く形だったが、佐野海舟の復帰によって序列に変化が起きている。
W杯アジア最終予選のインドネシア戦では遠藤と佐野がスタメン出場し、抜群の相性を見せた。
そして藤田に関しても日本代表に招集されオーストラリア戦に出場するなどボランチ争いに加わる形となっている。
・遠藤航(リバプール)
・守田英正(スポルティング)
・田中碧(リーズ・ユナイテッド)
・旗手玲央(セルティック)
・佐野海舟(マインツ)
・藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)
各選手の所属先は以上のような状況だが、今夏は守田と旗手にステップアップの可能性がある。
そのため、所属先だけ見てもかなり豪華な面々となりそうだ。
序列としては、キャプテンの遠藤は1番手で間違いないだろう。
遠藤のパートナーとなる2番手は、これまで重要な試合では守田一択だったが、ここに佐野が割って入る可能性が出てきている。
佐野は遠藤と同様にボール奪取能力が非常に高く運動量もかなり豊富だ。
さらにボールを前に運べ前線の選手に効果的なパスが出せるという器用さも併せ持っている。
経験値ではまだ守田優勢だが、強豪国との試合ではもしかすると守田よりも佐野の方が効果的となる可能性もあるだろう。
藤田に関しては移籍したザンクトパウリでポジションを奪いブンデスリーガでの経験値を高めれば、4番手争いに本格的に加われるようになるだろう。
大舞台に強い田中とユーティリティ性の高い旗手がライバルとなるため簡単ではないが、まだ23歳という年齢を踏まえればここからの1年間で一回り強く上手い選手に成長する可能性も十分にありえるはずだ。
MFに必要な要素をすべて持ち合わせている藤田が一回り成長すれば、間違いなく日本代表にとってポジティブな選択肢となる。
果たして藤田は今回の移籍をきっかけに日本代表における現在の序列をひっくり返すことができるのか。
新シーズンの活躍に期待しよう。
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