
昨年覇者の石川遼は予選落ち濃厚… 「少ない材料」でも次に生かせる収穫あり
<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2日目◇27日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇6956ヤード・パー71>
ディフェンディングチャンピオンとして今大会に挑んだ石川遼は、1オーバー・128位タイで迎えた第2ラウンドで5バーディ・3ボギーの「69」とスコアを伸ばすも、トータル1オーバー・暫定96位タイ。午後組がまだ回っているが、予選落ちが濃厚な位置にいる。
「なかなか難しいコースで、こんなにスコアが伸びているとは言え、1日に2、3つのボギーは多すぎるし、そういう内容ではあった」。トップはトータル14アンダーで、現在のカットラインはトータル3アンダー。伸ばし合いのなかでの自身の結果に悔しさが滲む。
初日は降雨の影響で前半の8番パー3のグリーン上でサスペンデッドが決定。この日は同ホールを含めた計29ホールをラウンド。2日間の結果に「難しいですね。微妙なことでスコアは出なくなるし、状態もそんなに調子も良くなかったかもしれないですけど、でも悪くなかったし、めちゃくちゃ難しいですね…」と言葉を詰まらせながら振り返る。
第1ラウンドの後半9ホールでは、14番パー3でグリーン前からのアプローチで寄せるも、「右に跳ねた」とお先パットを外してしまったり、6回のパーオンを決めたが、なかなかバーディにつなげることができなかった。
それでも課題の発見や、収穫はあった。「やりたいことが出来ているし、こういう期間はすごく大事だなと思う。ミドルパットで打ちたいところに打てる確率をまずは上げていきたい。でも自分の中でアグレッシブさを失うっていうことが1番良くないと思うので、そこは出来ている。感覚を良くしたいというよりは、どんどん良くしていけるように、という感じで取り組めている感はある」と語った。
「(ラウンドは)2日間しか出来なくて、少ない材料にはなってしまいますけど、その中で次に活かせることはたくさんあるので、本当にこれからかなと思います」。次戦は7月31日から行われる「リシャール・ミル チャリティトーナメント」に出場予定。約1カ月間のオフで調整を重ね、次こそは、納得のいく成績を残したい。(文・高木彩音)
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