シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(写真:AP/アフロ)

新時代の到来!サンダーがペイサーズ下し初のNBAチャンピオン!ハリバートンは怪我再発で無念の途中交代

シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(写真:AP/アフロ)
6月23日、NBAファイナル第7戦「オクラホマシティ・サンダー対インディアナ・ペイサーズ」の一戦が行われ、103対91でサンダーが勝利した。

この結果4勝3敗でサンダーがNBAチャンピオンに輝いた。

タイトル獲得は前身となるシアトル・スーパーソニックス時代の1979年以来で、オクラホマシティ・サンダーとしては初のNBAチャンピオンとなった。

エースSGAがチームを牽引する活躍でペイサーズを蹴散らす

3勝3敗で迎えた白熱の第7戦は、ペイサーズのエースであるタイリース・ハリバートンの負傷離脱で一気にサンダーへと流れが傾いた。

シェイ・ギルジャス・アレクサンダーもターンオーバーなしで第3クォーターまでに22得点10アシストを記録するなどチームを牽引する。

ペイサーズのエースであるハリバートンは7分5秒のプレータイムで9得点と良い動きを見せたが、試合途中でふくらはぎを悪化させ離脱となった。

第3クォーターでT.J.・マッコネルが5連続得点を挙げ追いすがったが、確かなディフェンスとエースのシェイの好調さにペイサーズは後手に回り、13点差でファイナルクォーターを迎える。

ペイサーズもエース抜きで粘るが、10点差以上をひっくり返すのはさすがに難しく、逃げ切ったサンダーが勝利をものにした。

サンダーはNBA新時代を象徴する存在に

第7戦までもつれ込んだ過去のNBAファイナルではホームチームが勝率78.9%となっており、圧倒的有利だった。

ペイサーズはエースのハリバートンだけが活躍するのではなく、チーム全員がディフェンスにもオフェンスにも貢献できるという強みがあったが、やはりエース抜きではサンダーに勝つことはできなかった。

初のNBAチャンピオンとなったサンダーだが、平均年齢25歳と非常に若いチームであり、エースのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが26歳、ジェイレン・ウィリアムズも24歳と今後さらに成長を遂げていくはずだ。

チェット・ホルムグレンは23歳、アイザイア・ハーテンスタインが27歳とビッグマン2人も伸びしろ十分で、チームとしてまだまだ上を目指せるだろう。

まさにNBA新時代の象徴ともいえるチームとなったといえるだろう。

サンダーに負けNBAチャンピオンは逃したものの、ペイサーズも来シーズン以降楽しみなチームだ。

エースのタイリース・ハリバートンは25歳と若く、クラッチタイムに圧倒的に強いという華のある選手ゆえ、今後のNBAを背負って立つ存在だといえるだろう。

第7戦で再負傷した際の悔しさは、来シーズン中盤以降の成長に繋がるはずだ。(アキレス腱負傷ならばシーズン初めからの復帰は不可能だろう)

サンダーの初優勝で幕を閉じた今シーズンのNBAだが、トレードや移籍、ドラフトなどを経て各チームがどのような戦力を整えることになるのか、オフシーズンもNBAから目が離せない。

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