ジュード・ベリンガム(写真:ロイター/アフロ)

ベスト8も夢じゃない!クラブワールドカップがもたらす日本代表へのポジティブな影響

ジュード・ベリンガム(写真:ロイター/アフロ)
すでに欧州のシーズンは終了しているが、現在レギュレーションが変更されたFIFAクラブワールドカップがアメリカ合衆国で行われている。

多くの強豪クラブが参加しているこの大会は、2026年に行われる北中米ワールドカップの日本代表にポジティブな影響を与える可能性がある。

各国の主力選手が参加で疲労の蓄積や怪我のリスク増

クラブW杯は6月15日から始まり、グループステージが6月27日まで、決勝トーナメントが7月5日~7月14日の期間で行われる。

強豪クラブといわれるレアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン、チェルシー、ドルトムント、マンチェスター・シティ、ユベントス、アトレティコ・マドリードなどは高確率で決勝トーナメントに進出することが予想される。

ブラジル代表:ヴィニシウス、ロドリゴ、サビーニョ、ルーカス・ベラルド、マルキーニョス

イングランド代表:ベリンガム、A・アーノルド、パーマー、コルウィル、ケイン、フォーデン

フランス代表:チュアメニ、コマン、オリーゼ(エムバペは急性胃腸炎で離脱)

ポルトガル代表:ベルナルド・シウバ、ビティーニャ、ルベン・ディアス

スペイン代表:ロドリ、ククレジャ、ペドロ・ネト、ル・ノルマン

ドイツ代表:ユリアン・ブラント、キミッヒ、サネ、ムシアラ、ニャブリ

クロアチア代表:スタニシッチ、グバルディオル、モドリッチ

アルゼンチン代表:アルバレス、デ・パウル、エンソ・フェルナンデス、ジュリアーノ・シメオネ

このように、ワールドカップ優勝を狙える強豪国の主力選手たちがこの大会に参加しているのだ。

残念ながら日本代表選手たちは出場していないが、これが北中米ワールドカップにポジティブな影響を与える可能性がある。

サッカーは激しいスポーツで、特に欧州サッカーでは肉体的な負荷が高く、試合数の増加も問題になっている。

しかし、ビッグクラブの主力選手たちはほとんど休むことができず、年間60試合近くこなすケースもある。

シーズンオフで日本代表選手たちは疲れを癒せるが、前述した各国主力選手たちはクラブワールドカップに参加しているため短いオフしか得られずに北中米ワールドカップ前のシーズンを戦うことになるのだ。

さらに強豪クラブゆえに新シーズンもリーグ戦だけでなくCLや国内カップ戦でも勝ち残る可能性が高く、シーズン終盤まで消耗の激しい試合が続く。

そう考えれば、代表選手全員が十分なオフを過ごしベストな状態でシーズンに入れる日本代表は、強豪国よりもベストなコンディションで北中米ワールドカップに臨める可能性が高いわけだ。

関連記事