
不完全燃焼の連日『71』 石川遼、ムービングデーへ「もっといいゴルフを」
<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2日目◇6日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇予選=7397ヤード・パー70、決勝=7430ヤード・パー71>
初日に1オーバー「71」で回り、悔しさをにじませながら陽が暮れるまで練習場にこもっていた石川遼。巻き返しを狙った2日目も、2バーディ・3ボギーの「71」とスコアを伸ばすことができなかった。
出だしの1番では、約1メートルのパットを沈めてバーディ発進。続く486ヤードと長い2番パー4でボギーを叩くも、6番でバーディを奪い、1アンダーで折り返した。しかし、後半は2ボギーと苦戦。前日に続き「調子は悪くない」としながらも、「ゴルフの内容が良くない。悪くない状態でも、それを生かす高い再現性でプレーできていない」と振り返った。
「グリーン周りからアプローチでセーブもできましたが、(そもそも)ショットのミスでそこに行っている。そのミスが続いてしまうこともあった」と、なかなか良い流れをつかめなかった。
2日間で浮かび上がった課題はパッティング。「最後も真っすぐか少しスライスかなと思って打ったら、フックして左から入った。(ラインを)読むのが難しい2日間でした」とアンジュレーションの効いたグリーンに苦しんだ。「ミドルパットのライン読みがもう少し当たってくれば、バーディももっと取れると思うし、ボギーを減らしていける。まずはそこかな」。3日目に向けてグリーン攻略をテーマに掲げた。
「基本的に(やることは)変わらない。もっといいゴルフを目指せる。(あしたは)この2日間で出来なかったことを出来るようにしたい」と意気込み、練習場へ向かった。何カ所か改修されてはいるが、昨年はこのコースで最終日に「63」を叩き出している。プレーがかみ合えば、ムービングデーでの急浮上も期待できそうだ。(文・高木彩音)
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