アンソニー・エドワーズ(写真:AP/アフロ)

アンソニー・エドワーズはウルブズをカンファレンス決勝に導きNBAの新たな大スターへ駆け上がれるか

アンソニー・エドワーズ(写真:AP/アフロ)
NBAも時代の移り変わりが進んできている。

ティンバー・ウルブズのアンソニー・エドワーズ(23)はその象徴といえる選手だろう。

40歳になった「キング」ことレブロン・ジェームズはプレイオフ1回戦で姿を消し、NBAのオフェンス理論を覆した37歳のステフィン・カリーも左ハムストリングを痛めプレイオフから姿を消した。

ウルブズのアンソニー・エドワーズはそんなカリーの去ったウォリアーズを粉砕し、カンファレンス決勝にチームを導いている。

23歳とまだ若く、24歳になる前にプレーオフ通算1000得点を達成させるなど、抜群の存在感を放っているのだ。(これはNBA史上6人目の快挙)

NBAファンの多くが、そんなアンソニー・エドワーズへの注目度を高めている。

A・エドワーズは得点だけでなくアシストもできる選手へと成長

アンソニー・エドワーズは元々器用な選手だったが、この3年ほどは得点を奪う力を伸ばし台頭してきた選手だ。

平均25得点以上の得点を奪い、アシストは4~5点程度といったところだったが、今季のプレイオフの中で成長し、より洗練されたプレイスタイルになってきている。

5月15日に行われたウォリアーズとの一戦では、22得点12アシスト7リバウンドと暴れまわった。

得点は25得点以下だったが、12アシストと周囲を選手を輝かせるプレーでウォリアーズを蹴散らした。

ウォリアーズとの5試合の平均スタッツは25.2得点7.4アシスト、6.6リバウンドと試合に大きな影響を与える数字となっている。

新たなタイプのスターにアメリカのバスケファンが期待を膨らませる

ここ5年のNBAは、ルカ・ドンチッチやニコラ・ヨキッチのように体格が良く上手い選手が大きな結果を残してきた。

かつての大スターであったマイケル・ジョーダンやコービー・ブライアント、アレン・アイバーソンといったスピードとテクニックで圧倒するようなタイプの選手は減り、より確実性の高いプレーで数字を重ねるタイプのスターが増えてきていた。

そんな流れであったがゆえに、オールドスターに近いスピードとテクニックを兼ね備えたアンソニー・エドワーズの人気が急上昇しているわけだ。

果たしてアンソニー・エドワーズはカンファレンスファイナルでウルブズをNBAファイナル導くプレーをしNBAの大スターになれるのか、注目しよう。

関連記事