冨安健洋&板倉滉の移籍が影響を及ぼす日本代表DFの「格」と「箔」
写真:板倉滉(提供:picture alliance/アフロ)
欧州主要リーグにおける冬の移籍市場も開幕しており、今後次々に実力者が自分を求めているクラブに移籍していくことになる。
日本代表選手たちも例外ではなく、久保建英や三笘薫、遠藤航などを筆頭に様々な選手たちが1月中に移籍を実現させる可能性がある。
冨安健洋と板倉滉も1月中に移籍する可能性のある選手
アーセナル所属の冨安健洋もまた、1月中に移籍する可能性のある選手だ。
怪我により今シーズンの出場時間はわずか6分間となっているが、すでに復帰が近づいてきており、コンディション次第では正式オファーを出すクラブがあるかもしれない。
「アーセナル所属」はチームの格からしても十分で、冨安個人としても箔が付いている状態だが、プレー時間がなければその効果も次第に低下していくだろう。
関心を持たれているセリエAの複数クラブのいずれかに移籍しCBとしてプレーすることができれば、再び格と箔の両方を兼ね備えた選手になれるはずだ。
板倉に関しては、現在ブンデスリーガ中堅のボルシアMGに所属している。
レギュラーとして活躍はしているが、世界的に見れば格の高いクラブでは決してない。
日本代表が北中米W杯でベスト8以上を目指すならば、やはりビッグクラブのレギュラークラスとしてプレーするCBが必要だ。
冨安とともに一定以上の格のあるクラブでプレー出来れば、W杯でもDF陣が弱点だと舐められることもないだろう。
横浜F・マリノスの元指揮官であるポステコグルーが監督を務めるトッテナムが強い関心を寄せていることから、1月中に移籍が実現する可能性もあるだろう。
チェイス・アンリや高井幸大ら若手にも期待
日本代表のCBは、前述した冨安と板倉がリーダーとしてふさわしいが、町田浩樹も頼れる存在としてプレーしている。
現在はユニオン・サンジロワーズに所属しているため欧州での格や箔はないが、来夏にステップアップできればより頼もしい存在となるだろう。
そして今冬は国内にとどまる可能性が高い高井幸大やシュツットガルトで出場機会を増やしているチェイス・アンリも今後ステップアップ移籍を実現させる可能性がある。
攻撃陣の層の厚さが話題となることが多い日本代表だが、DF陣もぜひステップアップ移籍を果たし格と箔をつけてもらいたいものだ。
Follow @ssn_supersports