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テスト翌年から守ってきたシードを喪失 後藤未有は課題のパットに光明「落ち込んでも仕方ない」

後藤未有は、今年の悔しさを来年晴らすべく、前を向く(撮影:上山敬太)

<大王製紙エリエールレディス 最終日◇17日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

グリーン上で苦しんできた一年に、わずかな光が差しこんだ4日間。それでも後藤未有はメルセデス・ランキング(MR)66位に終わり、2年間守ってきたシードを手放すことになってしまった。

「ショットが良くてもバーディが取れなかったり、パーセーブもできず、スコアメークできない試合が続きました」。平均パット数はパーオンホールが『1.8219』の53位で、1ラウンド当たりが『29.6647』の45位。これらの数字以上に「ミドルパットもショートパットも入らないから、3パット、4パットをめちゃくちゃしてきました」。パットに泣かされた一年だった。

プロテスト合格翌年の2022年にMR37位で初シードを獲得。昨年も46位でシードを守ったが、今季は33試合に出場し、半数近い16試合で予選落ちを喫した。トップ10入りもわずか2試合と、悪い流れを断ち切ることができなかった。

それでも、トータル3アンダー・45位タイだった今大会でQTに向けての収穫を得られた。「今週は3パットもなかったし、パッティングに自信を持って打てるようになりました」。もともとショットは「安定していた」というだけに、このいいイメージをそのままファイナルQT会場の葛城ゴルフ倶楽部(静岡県)に持ち込みたい。

「ここで落ち込んでいても仕方ない。そういう年もある」と前を向く。「切り替えて次の準備を始めるしかない。QTを通れなければ、レギュラーツアーで戦うのも無理だと思って」。2000年度生まれのプラチナ世代。24歳がこの試練を乗り越えていく。

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