「W杯アジア最終予選」インドネシアに完勝!次戦の中国戦での久保建英への期待と不安
久保建英(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
11月15日、W杯アジア最終予選第5節「インドネシア代表対日本代表」の一戦が行われ、0-4で日本代表が勝利した。
雨の中行われたこの試合は序盤こそ攻め手を欠いたが、35分にオウンゴールで先制するとそこからは順調に得点を重ね危なげなく勝利を飾った。
なお、注目選手の1人である久保建英(23)はベンチ入りするも出番がなかった。
久保建英への期待と不安
インドネシア戦で出番がなかった久保は、19日の中国戦でスタメン出場するはずだ。
コンディション的にも悪くないため、チームを牽引する活躍が見れる可能性は高いだろう。
9月に行われた最終予選第1節の中国戦以来となる得点も期待できる。
ただし不安もある。
それは所属クラブであるレアル・ソシエダへの影響だ。
ソシエダは現在8位まで順位を上げている。
スタートダッシュに失敗し一時は降格圏内付近にいたことを踏まえれば、よく持ち直したというべきだろう。
そのソシエダの中心には久保がいた。
リーグ戦の3得点はチームトップの成績だが、数字以外の部分でもまさにエースとしてチームを牽引している。
それゆえに、順延になっていた11月21日の国王杯1回戦のホベ・エスパニョール戦と24日のラ・リーガ第14節のビルバオ戦、28日のEL第5節のアヤックス戦は非常に重要な試合だといえる。
ここでチームとして結果が出せないならば、シーズンを成功で終わらせることが非常に難しくなるからだ。
戦力的にはリーグ戦と国王杯、そしてELを戦い抜けるほど揃っている。
トラオレは怪我により今シーズン絶望だがアランブルが頭角を現し、中盤もスビメンディ、スチッチ、ブライス・メンデス、セルヒオ・ゴメスとハイレベルな選手が揃う。
怪我がちだがバレネチェアもハイレベルなWGで、ベッカーもバルセロナ戦で得点を奪うなど復調気味だ。
CFはオヤルサバルとオスカールソンでローテーションできるため、久保やアゲルド、スビメンディといったチームの主力がコンディションを落とさずにシーズンを戦い抜ければ、ソシエダはリーグ戦4位以内、国王杯ベスト4以上、ELリーグフェーズ突破という結果を出せるはずだ。
前述したインターナショナルウィーク明けの3試合は、間違いなく今季におけるターニングポイントとなるだろう。
インドネシア戦で出番がなかった久保は、11月19日の中国戦ではスタメン出場となるはずだが、フル出場となるとその後に控えるソシエダでの3連戦に影響が及ぶ可能性もある。
国王杯1回戦は欠場がほぼ確定的だが、それでも中国戦の出場と時差などを考えれば24日のビルバオ戦も不安が残る。
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