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高井幸大(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

日本代表のCBに危機到来!冨安、伊藤、高井が負傷中、谷口が不調で11月の2連戦に不安も

高井幸大(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
10月15日に行われた北中米W杯アジア最終予選のオーストラリア戦で引き分けた日本代表だが、攻撃陣が低調に終わっただけでなくDFラインも不安定さを露呈した。

他のポジションは層が厚く誰が出場しても一定のクオリティを保てるレベルにあるが、3バックに関しては人材不足気味だ。

怪我人続出&谷口の不調により人材難に陥っているCB

ここ数試合の日本代表は3バックを導入し戦っているが、その役割をハイレベルでこなせる人材は明らかに不足している。

ディフェンスリーダーとなるべき冨安健洋(アーセナル)は怪我による長期離脱中で、伊藤洋輝(バイエルン)も同様に怪我から復帰できていない。

更には若手有望株の高井幸大(川崎フロンターレ)も今月5日の町田戦で右内転筋肉離れを起こし長期離脱となっている。

オーストラリア戦は戦える状態の板倉滉と町田浩樹、谷口彰悟の3人でなんとか凌ぎ切ったが、ベンチには瀬古歩夢のみとかなり層は薄い。

谷口に関してはこのオーストラリア戦でオウンゴールに繋がるミスをしており、シントトロイデン復帰後初戦で一発退場しチームが黒星を喫するなどかなり調子を崩している。

33歳という年齢的にもこれからパフォーマンスが落ちていく可能性が高いため、CBのポジションで新たな選手の台頭がなければ2026年に行われる北中米W杯でベスト8以上の成績を残すことは難しくなるはずだ。

高井が成長すれば板倉、冨安、高井、町田、伊藤の5人で3バックを回すことができるが、怪我で稼働率が極端に悪い冨安のことを考えれば、最低でももう1人主力クラスのCBが必要であるといえるだろう。

当面は冨安、伊藤、高井のいずれかの復帰待ちか

高井以外に若手でA代表に食い込んでくる可能性がある選手は今のところおらず(強いてあげるならばチェイス・アンリくらいか)、即戦力として板倉や町田と同レベルでプレーできるCBも見当たらない。

そうした現状を踏まえれば、やはり冨安や伊藤、高井のいずれかの復帰待ちといった流れとなるだろう。

11月に最終予選の2連戦(15日にインドネシア戦、19日に中国戦)を控えているが、果たして日本代表はそのようなDFラインで立ち向かうのか、森保監督の選択に注目だ。

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