【THINKER】ULラバー刮目!実践的なアイデアとプロの技術が凝縮した金属ギア
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ユニークなビジュアルと口コミで広まった補助五徳
複数の溝と中心へ向かって伸びる突起を施した薄いドーナツ型の金属プレート。これを使うことで、シェラカップのように底面が小さな調理器具も安定します
2020年3月、これまでに見たこともないような補助五徳で、ULハイカーやバイカーからの注目を浴びるようになった「THINKER(シンカー)」。
薄い円盤型とトライアングル型をした2種類のギアは、一見すると「どうやって使うの?」と思うようなルックス。でも、その使い方が画像で紹介されるや「なるほど!」の声が続出。実際に使った人の口コミも手伝ってあっという間に人気になり、2021年9月にはブランド設立となりました。
ソロキャンプの焚き火や調理が快適になるギア
母体は企画・加工・コンサルティングまでこなす金属のプロ
出典:祖峰企画
シンカーの母体となっているのは、金属の加工や技術コンサルティングをメインに、アルミの押し出し材(※)の販売も手掛けている祖峰企画(そほうきかく)。企業からのオーダーを受けて、照明や調理器具などの小さなものから交通標識といった大きなものまで、幅広い製品をつくっています。
そんな会社がなぜアウトドアギアをつくるようになったのか。企画部部長であり、シンカーの企画開発プロデューサーでもある佐藤 賢さんにお話を聞きました。
※加熱した金属を金型から押し出して成形したもの
使い心地や機能が問われる道具として「アウトドア」を選択
耐久性やつかみ心地が重要な火バサミなど、アウトドアギアはハンドツールとしての性能が問われることが多い
金属製品の製造に関する多様なオーダーが持ち込まれる中で、技術力はもちろん、企画力や発想力も磨かれた祖峰企画。企画から製造までワンストップでおこなう自社製品として「ハンドツール」をつくってみようという話が社内で持ち上がりました。
それまで自社製品としてつくってきた耐震用の突っ張り棒やPCクーラーだと、なかなか「使い心地のよさ」を体感してもらいづらい。使ってこそ良さが分かるハンドツールへのチャレンジとして選んだのが、アウトドア用のギアだったというわけです。
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