冨安がついに今冬移籍か アーセナルが放出容認でセリエAの強豪クラブが獲得に乗り出す可能性も
冨安健洋(写真:ロイター/アフロ)
アーセナルが日本代表DF富安健洋(25)を今冬に放出する可能性が高いとイタリアメディア『Calciomercato』が報じた。
負傷離脱中で今季一度もプレーできていない冨安だが、冬の移籍市場でアーセナルを離れることが濃厚となった。
移籍先候補としては、セリエAの強豪インテルやユベントス、ナポリなどが予想されている。
ティンバーとカラフィオーリの存在によって移籍が濃厚となった冨安
このタイミングでアーセナルが冨安の放出にGOサインを出したのは、今夏加入したリッカルド・カラフィオーリ(22)が戦力として計算できると確信したからだろう。
188㎝と体格に恵まれた左利きのカラフィオーリは、CBと左SBをこなせるユーティリティ性も併せ持つ。
アーセナルの左SBはティンバーとカラフィオーリだけでなく、ジンチェンコとキビオルもこなすことができる。
冨安が移籍したとしても問題なくシーズン終了までローテーションできるわけだ。
冨安にとっても転機となるが冬までにプレーできるところを見せる必要がある
冨安の実力はイングランドだけでなく欧州全土に知れ渡っているが、それでも移籍するにはある程度のアピールが必要不可欠となる。
怪我明けで能力が下がってしまう選手も多いだけに、10月中旬までに復帰し5~10試合程度でもプレーする必要がある。
もしもそこでアピールできなかったり、試合に出してもらえなかったりといった事態となれば、正式オファーを出すクラブがないといった可能性もある。
怪我への耐性を踏まえれば、今後冨安はSBではなくCBで勝負すべきだろう。
そういった意味では、3バックシステムを導入しているインテルやナポリが最も適しているといえるだろう。
11月に26歳となる冨安は、今後5年間は欧州トップレベルを維持できるはずだ。
自身のキャリアのためにも、日本代表のためにも、CBとしてプレー可能なクラブへと移籍することが望ましい。
果たして冨安はトップフォームでプレーできるまでにコンディションを回復させ、今冬に移籍することができるのか。
今後の動向に注目だ。
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