レアル・ソシエダ、シュート数1本のみでヘタフェと0-0引き分け!低調なチーム状態で残留争いの可能性も
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
9月1日、ラ・リーガ第4節「ヘタフェ対レアル・ソシエダ」の一戦が行われ、0-0の引き分けに終わった。
日本代表MF久保建英はスタメン出場したものの、大きな見せ場は作れず60分に途中交代となった。
ソシエダは試合を通じてシュート数1本のみとチーム状態が深刻化しており、4節終了時点で勝ち点4の12位に沈んでいる。
あまりにもチーム状態がひどいソシエダ
ル・ノルマンやミケル・メリーノが移籍した時点で今季は厳しいシーズンになると誰もが予想していたが、現状はより深刻な状態であるといえる。
ヘタフェ戦ではポゼッションこそほぼ五分五分だったが、ボールをまともにつなぐこともできず、久保を含めた攻撃陣はほとんど前を向いてプレーすることができなかった。
唯一ともいえるチャンスもサディクが合わせきれず、得点を奪うことができなかった。
ブライス・メンデス、アマリ・トラオレなども負傷交代しており、今後さらに厳しいチーム状態となりそうだ。
イマノル監督の采配にも疑問が残る。
人が動きにくいフォーメーションを採用しながら後方からのポゼッションにこだわっているため、中盤から前にボールを運べていない。
中盤をダイヤモンド型にして2トップを採用するといった工夫もしないため、毎試合同じような戦いとなってしまっている。
このままのフォーメーションと戦術で戦い続けるならば、来季のCLやEL出場権が獲得できないどころか、残留争いの可能性すらある。
ソシエダは今季1勝しているが、その1勝も久保の個人技で挙げた得点のおかげだ。
移籍市場も閉幕となったため、イマノル監督が大きくやり方を変えなければチーム状態を上向かせることはできないだろう。
パリオリンピックに参加せず、ソシエダ残留を選択した久保建英にとっては、最悪な状況だといえる。
ボールがまともに回ってこないため、久保も得点やアシストを多く記録することが難しい。
ただし、この試合でバレネチェアが復帰しており、オヤルサバルも出場停止が明けることから、立て直しはまだ可能だ。
果たしてソシエダはこのままズルズルと下位に沈んでしまうのか。
それともチーム状態が上向き再び上位争いに加われるレベルになるのか。
今後の試合に注目だ。
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