「パリ五輪」女子卓球団体は準々決勝でタイ代表と激突!メダルを獲得するために覚醒必須な平野美宇と張本美和
8月6日(日本時間7日)、パリオリンピック卓球女子団体競技準々決勝が行われる。
メダルの期待がかかる女子日本代表は、難敵タイ代表と対戦する。
タイ代表は侮れない強さがあるが、自力では日本が上回る
準々決勝で対戦するタイ代表は、世界ランキング36位のオラワン、53位のスターシニー、110位のサウェッタブートの3名が出場する。
個人としての実力は日本が圧倒的に上だが、ダブルスではオラワンとスターシニーのペアが世界ランキング8位であるため、簡単には勝利できないだろう。
パリオリンピックにおける団体戦では最初にダブルスが行われるため、黒星スタートとなる可能性も十分にありえる。
メダルを獲得するためには平野と張本の覚醒が必須
タイ代表に勝利し準決勝に進出した場合、日本は再び難敵と対戦することになるだろう。
トーナメント表には、強豪ルーマニアを破って準々決勝に進出したインドが入っている。
世界ランキング25位のアクラや28位のバトラなどがおり、少しでも油断すれば敗北の可能性がある相手だ。
エースの早田が左腕の怪我により万全ではないため、平野美宇と張本美和が覚醒しなければ決勝の舞台に立つことはできないかもしれない。
特に2試合目と3試合目に平野と張本のシングルスが組まれる可能性が高いため、この2試合で勝利することが非常に重要となる。
タイ戦や準決勝の相手となる可能性が高いインド戦では、ダブルスで勝利し平野と張本が勝ち切れれば、早田の負担はかなり少なくなる。
逆に平野と張本が破れ早田のシングルスを行うようなことになれば、怪我の回復に影響が出てしまい、決勝に辿り着けたとしても絶対王者中国に勝つことが難しくなるはずだ。
オリンピック初戦となったポーランド戦でオリンピック初出場となった張本は、序盤かなり緊張していたが、試合が進むにつれ徐々に緊張もほぐれ世界ランキング7位の実力をいかんなく発揮した。
平野の団体戦まで若干日程に余裕があったため、コンディションも悪くなく、世界トップクラスの実力を出せている。
平野と張本が2番手、3番手という意識ではなくエースという意識で試合に臨めば、きっと決勝に辿り着けるはずだ。
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