「パリ五輪」河村勇輝が本格ブレイク!バスケットボールグループフェーズ平均アシストランキング2位、得点ランキングでも5位に
河村勇輝(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
パリオリンピックにおける男子バスケットボール競技も準々決勝進出国が決定している。
残念ながら日本代表は3戦全敗で大会を後にしたが、グループフェーズにおける得点とアシストランキングが発表され、今大会注目を集めた河村勇輝がアシストランキングで2位、得点ランキングで5位となった。
河村はNBAのメンフィス・グリズリーズと「エグジビット10契約」合意しており、9月に締結予定となっている。
パリオリンピックでアピールに成功した形となり、日本人4人目のNBA選手となる日も遠くないといえる。
パリオリンピックグループフェーズアシストランキング
1位:9.0本 デニス・シュルーダー(ドイツ)
2位:7.7本 河村勇輝(日本)
2位:7.7本 カーリック・ジョーンズ(南スーダン)
4位:7.3本 ニック・カラテス(ギリシャ)
4位:7.3本 レブロン・ジェームズ(アメリカ)
6位:7.0本 ロレンツォ・ブラウン(スペイン)
6位:7.0本 ニコラ・ヨキッチ(セルビア)
8位:6.7本 ジョシュ・ギディー(オーストラリア)
9位:6.0本 ヤゴ・サントス(ブラジル)
10位:5.3本 バシリイェ・ミチッチ(セルビア)
NBAの試合は48分(12分×4クウォーター)でパリオリンピックは40分(10分×4クウォーター)となっており、一概に比較はできないが、NBAの2023-2024シーズンのアシストランキングと比較しても河村の7.7本は8位に入る数字となる。
実際にグリズリーズでPGのスタータ―となったとしても、十分にPGとしての役割をこなせるレベルであるといえるだろう。
パリオリンピックグループフェーズ得点ランキング
1位:27.0得点 ヤニス・アデトクンボ(ギリシャ)
2位:22.0得点 八村塁(日本)
3位:21.7得点 フランツ・ワグナー(ドイツ)
4位:21.0得点 RJ・バレット(カナダ)
5位:20.3得点 河村勇輝(日本)
6位:19.7得点 デニス・シュルーダー(ドイツ)
7位:19.0得点 シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(カナダ)
7位:19.0得点 ボグダン・ボグダノビッチ(セルビア)
9位:18.7得点 ニコラ・ヨキッチ(セルビア)
10位:18.3得点 ジョシュ・ホーキンソン(日本)
日本からは八村塁とジョシュ・ホーキンソン、そして河村勇輝が選出された。
河村はPGながら20.3得点と素晴らしい成績を残した。
どうしても身長の低さゆえにディフェンスではミスマッチが起こり得点を許してしまう部分があるが、アシストだけでなくSG並みの得点力も兼ね備えているため身長の低さを補って余りある選手であるといえるだろう。
日本バスケットボール界において完全に新たなアイコンとなった河村勇輝は、パリオリンピックで世界に向けて大きなアピールに成功し、NBAにチャレンジする。
果たして夢であるNBA選手となることができるのか、今後も河村勇輝に注目していこう。
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