「パリ五輪」なでしこジャパン、まもなく運命のブラジル戦!強豪国に勝利しメダル獲得の可能性を残すことができるのか
長谷川唯(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
日本時間7月28日(24時キックオフ予定)、女子サッカー競技グループC第2節「ブラジル代表対日本代表」の一戦が行われる。
7月25日に行われたスペイン代表との試合は1-2と惜敗となったなでしこジャパンだが、内容は完敗だった。
世界ランキングでは日本の7位に対してブラジルは9位となっており、スペインのような格上というわけではない。
実力が拮抗した国同士の戦いであるため、激闘の予感が漂う。
勝利すれば決勝トーナメント進出に大きく前進、負ければグループステージ敗退の可能性が高まる
第2節で対戦するブラジル代表は、大会初戦でナイジェリア代表を1-0で破っている。
第2節で日本がブラジルに敗れ、スペインがナイジェリアに勝利すれば、上位2チームが勝ち点6となり日本とナイジェリアが勝ち点0となる。
パリオリンピックでは、グループステージで3位になっても準々決勝の可能性がある(各グループ3位の中で2チームが準々決勝進出できる)ため、ブラジルに敗退してもまだ可能性が残されるが、他のグループの結果次第ではかなり難しくなる。
日本は長谷川唯を中心に中盤を支配して優位に進めたいところだが、キープレーヤーである清水梨沙が初戦のスペイン戦で怪我をしてチーム離脱となったことがマイナス要因となる。
勝利を手繰り寄せる得点が期待できるのは、宮澤ひなただろう。
ワールドカップでも5得点を記録しておりゴールデンブーツを獲得している実力者だ。
骨折から4月に復帰しており、すでにトップフォームを取り戻している。
24歳とまだ若いだけに、パリオリンピックだけでなく4年後のロサンゼルスオリンピックや3年後のワールドカップでも主力としてプレーしてくれるはずだ。
世界屈指のプレーヤーとなるためにも、このパリオリンピックで大きな実績を残したいところ。
長谷川唯とのコンビネーションでチャンスを作り出し、最後は個人技で決めきるようなプレーを期待しよう。
果たしてなでしこジャパンはブラジルに勝利して準々決勝進出に望みをつなげるか、その戦いに注目だ。
Follow @ssn_supersports