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強い女子プロのアプローチに共通点 アドレスは左肩からヘッドまで一直線になる!

左足上がりの渋野日向子、バンカーの桑木志帆、花道の竹田麗央。ライは違うが、左肩からヘッドまでが一直線になっている(撮影:ALBA)

女子プロのリカバリー率は約6割。つまりパーオンしなくても、半分以上の確率でパーセーブしている。アプローチはボールのライや打ちたい球筋によって、当然ボール位置や打ち方は違う。それでも、「どんな状況でも共通する基本がある」とプロコーチの石井忍はいう。

女子プロのアドレスを見ると、花道でもバンカーでも左肩からヘッドが一直線になっているのが分かると思います。この構えがアプローチの絶対的基本です。左ワキを支点にして、左肩からヘッドを1本の棒のようにして振ることで再現性の高いアプローチが打てます。

トップで活躍する女子プロはこの基本を守っているので、リカバリー率が60%を超えているのです。

ただし、ライの状況や球筋によって左腕の角度は変わってきます。最もスタンダードな角度は花道から打っている竹田選手です。バンカーショットの桑木選手はボールの手前にヘッドを入れたいので左腕はかなり斜めになっています。一方、フェースを開いてボールを上げたいときは渋野選手のように左腕の角度を浅くします。

中継では左腕の角度に注目しながら、どのように球筋を打ち分けているのかを見ると面白いと思います。

■石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ。千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、軽快なトークで解説者としても人気を博す。

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