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石川遼が最終18番でバーディを決め“ギリギリ”の予選通過 「緊張感があるパットが打てた」
最終18番でパットをする石川遼(撮影:上山敬太)
<~全英への道~ミズノオープン 2日目◇24日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7461ヤード・パー72>
2009年の大会覇者・石川遼は3バーディ・3ボギーの「72」。トータルイーブンパー・53位タイで予選を通過した。
予選カットラインに対し、一打ビハインドで迎えた最終18番パー5。「緊張感のあるパットが打てました」と2.2メートルのバーディパットを沈めて、ガッツポーズ。初日は最終9番のダブルボギーもあり、終始うつむき加減で取材に応じた石川であったが、きょうは安堵の表情を見せた。
この日のラウンドを振り返って「風がすごい強かったんで、所々ショットで行きたくないところに行ってしまった。その分3つ落としたっていう感じですかね」。フェアウェイキープ率は28.57%と120位タイ。やや深いリンクス特有のラフからセカンドを狙うシチュエーションが多く見られた一日であった。
さらに決勝ラウンドに向けて、「ユーティリティでグリーンにどれだけ乗せられるか。グリーンに乗らなくても2回で行けるところに外せるかどうか」。パーオン率は72.2%と決して悪くはないが、ビッグスコアの起爆剤としてユーティリティに”課題”を求めた。
全英オープン出場の特典については、「あすも全く考えないと思うし、考えられる位置に入れたら考える」。首位の背中は遠のいたが”切符”を考えられる位置まで浮上できるか。石川の戦いは続く。(文・齊藤啓介)
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