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藤田譲瑠チマ(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

パリ五輪出場決定も安心できず!U-23日本代表、五輪本番でスペインと同組避けるにはアジアカップ優勝が必須に

藤田譲瑠チマ(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
4月29日、U-23アジアカップ準決勝「U-23日本代表対U-23イラク代表」の一戦が行われ、2-0でU-23日本代表が勝利した。

この結果、U-23日本代表はパリオリンピックへの出場権を獲得した。

しかし、喜んでばかりはいられない。

決勝戦がまだ残っており、そこでの結果次第でパリオリンピック本番で対戦する国が変わるからだ。

U-23アジアカップで準優勝ならばスペインと同組に

U-23日本代表が準決勝で挙げた細谷真大と荒木遼太郎の得点は、キャプテンの藤田譲瑠チマのアシストから生まれた。

U-23イラク代表に完勝した日本は、8大会連続12回目のオリンピック出場を決めた。

しかし、喜んでばかりはいられない。

当初はU-23日本代表がパリオリンピックの出場権を獲得した時点で「アジア1」の枠で出場するはずだったが、アジアカップ直前でこの規定が変更となった。

AFC(アジアサッカー連盟)から、今回のU-23アジアカップの順位でポットを決定するとの通達があったのだ。

つまり、もしも決勝でU-23ウズベキスタン代表に敗れ準優勝となったならば、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国と同組になる。

優勝となれば、パラグアイ、マリ、イスラエルと同組になるため、パリオリンピック本番で決勝トーナメントに進出できる確率がかなり変わるのだ。

決勝戦は中3日での試合となるためコンディション的には厳しいが、U-23日本代表はなんとしてでも優勝を掴み取らなければならない。

五輪本番は久保建英ら海外組やオーバーエイジの参戦も

今回のU-23アジアカップは、シーズン中ということもあり多くの海外組を招集できなかったが、パリオリンピック本番では海外組を招集できる可能性が高い。

この世代で圧倒的な実績を残している久保建英に関しては不透明だが、サプライズ招集もありえる。

さらにオリンピック本番では3人のオーバーエイジを招集できるため、現メンバーの半数近くは入れ替わることになるだろう。

果たしてU-23日本代表はU-23アジアカップを優勝することができるのか。

そしてパリオリンピック本番にはどの選手が招集されることになるのか。

若き日本代表の戦いから目が離せない。

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