久保建英、国王杯準決勝セカンドレグでチームを決勝に導けるか、遠藤航に続くタイトル奪取へ気合十分
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
2月27日(日本時間28日)、国王杯準決勝セカンドレグ「レアル・ソシエダ対マジョルカ」の一戦が行われる。
日本代表久保建英にとってプロキャリア初となるチームタイトル獲得が近づくだけに、絶対に勝利したい試合となる。
カラバオカップで優勝した遠藤航(リバプール)に続きチームタイトル獲得ができるのか、久保の活躍に期待が集まる。
22歳で決勝の舞台に立つことの意味
2月25日に行われたカラバオカップ決勝「チェルシー対リバプール」の一戦は、0-1でリバプールが勝利した。
リバプールのファンダイクが延長後半にヘディングシュートを決め劇的な優勝を飾った。
この試合に120分間フル出場した日本代表キャプテン遠藤航は、31歳で初となる欧州でのチームタイトルとなった。
イングランドにおいてはプレミアリーグ、FAカップに次ぐ大会ではあるが、強豪ひしめくイングランドでタイトルを獲得するのは困難を極めるためその価値は非常に高い。
欧州4大リーグのカップ戦で決勝の舞台に立つ意味は非常に大きい。
W杯と同じように一瞬も気が抜けないハイレベルな戦いに身を投じることで、選手個人としての経験値は飛躍的にUPする。
キャリアで優勝争いやカップ戦の決勝などの重要な試合に出場する際、その経験値は必ず活きてくる。
そういった意味も、久保建英が今季国王杯の決勝を経験できるかどうかは今後のキャリアに大きな影響を及ぼすはずだ。
ソシエダは怪我人が多い状態ゆえに久保にかかる期待は大きい。
怪我人が多い今季のレアル・ソシエダだが、2月26日に行われたビジャレアル戦でさらにその人数が増えた。
チームのキーマンの1人である左WGのバレネチェアが負傷交代し、WGも中盤もこなせるザハリャンも肩を負傷し交代している。
キャプテンのオヤルサバルが復帰できれば心強いが、復帰して即スタメン起用は難しいため、出場できたとしても後半途中からとなるだろう。
そうなればおのずと久保にかかる期待は大きくなる。
ポジティブな要素としては、冬に獲得したベッカーが戦力として計算できるようになったことだ。
バレネチェアが欠場するため、左WGでスタメン起用すれば久保のマークも分散されるはずだ。
「人生を変えるかもしれない試合」と気合十分の久保。
マジョルカを破って決勝の舞台に立つことができるのか。
試合は2月28日AM5時30分(日本時間)キックオフ予定となっている。
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