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契約フリーの稲見萌寧 ドライバーは『Qi10 LS』、アイアンは『Mizuno Pro 243』で米ツアー参戦!【女子プロのギア先撮り】

今季はドライバーを『Qi10LS』に変更して、米ツアーで勝負(撮影:田中宏幸)

昨年、日米共催の「TOTOジャパンクラシック」で米国女子ツアー初優勝を果たし、2024年から米ツアーに参戦している稲見萌寧。今週はシンガポールで行われる「HSBC女子世界選手権」に出場する。そんな24歳のクラブセッティングを米ツアーで2戦を戦い終えた直後に取材。「全部よくないと使わない」というスタメンクラブについて語ってもらった。

ドライバーは昨年使用した『ステルス2 プラス』から、最新の『Qi10LS』に変更している。「試打してみると、これがすごく良かったんです。私はフェードを狙って打ちたいので、ある程度つかまってロ―スピンで飛ぶモデルがいいんです」。前作同様に浅重心モデルを使っており、スライドウェイトはヒール側に寄せて重心距離を短く設定している。

テーラーメイドのツアー担当に聞くと、次のような答えが返ってきた。「シンプルにテスト結果が良かったんです。弾道が良かったですし、飛距離も出ていました。スピン量、打ち出しが適正な数値でしたね。重心深度が深いヘッドだと、フェースコントロールしづらいんだと思います」。

シャフトは『The ATTAS V2 5S』を愛用し続ける。中調子で先端が暴れないシャフトは、弾道をコントロールしたい稲見にマッチするのだろう。

アイアンは昨年途中に変更した『Mizuno Pro 243』をそのまま採用している。「もともとミズノのアイアンは、小学生のときに使っていてお気に入りだったんです。飛び方、ヘッドの重さ、顔、打音、重心バランス……全部よくないと使わないので、私は好きですね」(稲見)。フェースにボールを乗せて打ち出しをコントロールしたい稲見にとっては、イメージ通りの球が出る打感が一番のお気に入りとか。

ボールは今季も『ツアーB XS』。このボールに関しては「ボール選びはパットを重視しています。このボールは距離感や出球のスピードとかがイメージとマッチするんです。あと、ショットで球がネジれないのがいい。素直に思ったとおりのボールが出てくれます」と、かなり気に入っている。

昨年だけで4度もスイング改造を行い、「インパクトバッグを叩くことで、どうクラブを使うかを思い出しました。それで安定したフェードを狙ったラインに打ち出したいんです」と語る稲見。100%の信頼を置くクラブを手に、米ツアー2勝目を飾れるか注目したい。

【稲見萌寧のクラブセッティング】
1W:テーラーメイド Qi10 LS(10.5度/The ATTAS V2 5S)
3W:テーラーメイド ステルス2(15度/The ATTAS V2 5S)
3,4U:テーラーメイド ステルス2 レスキュー(19,22度/N.S.PRO プロトタイプ)
5I~PW:ミズノ Mizuno Pro 243(スチールファイバー fc 90cw)
48,52,58度:タイトリスト ボーケイ SM9(スチールファイバー fc 90cw)
PT:テーラーメイド トラスTB1 トラスヒール
BALL:ブリヂストンゴルフ ツアーB XS

※現在のセッティングと異なることがあります。

◇ ◇ ◇

●左右OBの狭いホールなど、ドライバーを持つのが怖いと感じる場面は多々ある。そんなときに、飛距離が出て、曲がらない3番ウッドがあればスコアメイクは楽になるはず。関連記事【左右OBホールで使いたくなる ドライバー並みに飛ぶ最新“3番ウッド”7選】でアナタに合う3番ウッドが見つかるかも⁉

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