シーズン終盤に向け得点王&MVPを狙うドンチッチ、マーベリックスをプレーオフに導けるか
ルカ・ドンチッチ(写真:AP/アフロ)
NBAのMVPレースが熾烈を極めている。
平均35.3得点、11.3リバウンド、5.7アシストを記録し今季もMVP候補筆頭だったジョエル・エンビードだったが、左膝半月板を怪我し長期離脱となった。
これにより他の選手がMVPを獲得する可能性が一気に高まっている。
次世代を担うスターの1人であるルカ・ドンチッチ(24)も有力候補の1人だ。
得点王&MVPの両方を狙えるドンチッチ
ドンチッチが最も高い得点数を叩き出したのは、2022-2023シーズンの32.4点となる。
しかし、今季はその高い数字をさらに超える勢いで活躍を続けている。
34.2得点、8.8リバウンド、9.5アシストと素晴らしい数字を叩き出しており、出場時間も37分24秒と試合のほとんどをコート内で過ごしている。
特に圧巻だったのが2024年1月26日(日本時間1月27日)に行われた対ホークス戦だ。
44分43秒試合に出場し続けたドンチッチは、NBA歴代4位タイとなる1試合73得点をマークしたのだ。
FG成功率は驚異の75.8%で、3Pも8本決めている。
試合への影響力はNBAのスターの中でもトップクラスなのは間違いない。
突出した身体能力はないが、抜群のスキルとセンス、そしてNBAトップクラスの「減速力」によって次々に得点を奪っていく。
オールスター前に『NBA.com』が公開したMVP査定では、ヨキッチ、シャイ・ギルジャス・アレクサンダー、ヤニス・アデトクンボに次ぐ4位となったドンチッチ。
しかし、彼らとの差はほとんどなく、ドンチッチの活躍によりマーベリックスがプレーオフに進出することができれば、ドンチッチがMVPを受賞する可能性がかなり高まる。
得点王に関しては、2位のシャイ・ギルジャス・アレクサンダーに3.1ポイント差をつけていることからも、MVP獲得よりも可能性は高いだろう。
NBAは2月23日から再開されるが、果たしてドンチッチはシーズン終盤まで好調を維持することができるのか。
オールスター前のウィザース戦(26得点)とスパーズ戦(27得点)とドンチッチにしては大人しい数字となっており、オールスターでも22分間の出場で7得点のみとやや調子を落としている感もある。
シーズン再開後のドンチッチのプレーに注目だ。
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