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松山英樹の2年ぶり米通算9勝目に早藤将太キャディも喜び「このチームで勝ちたかった」

松山英樹とガッチリ握手をかわす早藤将太キャディ(撮影:GettyImages)

<ジェネシス招待 最終日◇18日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

米国男子ツアー「ジェネシス招待」が終了。松山英樹が圧巻の逆転劇で2年ぶりのツアー通算9勝目を果たした。

専属キャディの早藤将太氏は「こう考えると、早かったのかな…長かったのかはわからないですけど。黒宮さん(黒宮幹仁コーチ)と今の須崎さん(須崎雄矢トレーナー)のチームになってから初めて勝ったので、めちゃめちゃうれしいですね。このチームで勝ちたかったので」と去年の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」でチームを結成してから初の勝利を喜んだ。

チームの雰囲気は良かったからこそ、なかなか結果が出ない日々に「もどかしかった」と振り返る。「息詰まった感じはなかったですけど、ただただみんな結果がほしかっただけ」と同じ目標に向かって戦ってきた。だからこそ、チームにとって今後の自信につながる大きな勝利となった。

首位と6打差の7位タイで最終日を迎え、前半の出だし1番から3連続バーディを奪った松山を見て、「(チャンスがあると)思わないように。流れが良かったので、ぼくが余計なこと言わないようにだけ気をつけていました」とリズムを崩さないことに専念した。勝利のチャンスを感じたのは「10、11、12(のバーディパット)が入ったときにリーダーボードを見て、『あ、チャンスあるな』と」。そのあと、15番から3連続バーディを奪取し大逆転優勝となった。

オフシーズンから黒宮コーチとスイング改造を行い、開幕戦あたりはショットに苦しんでいた松山。今回の勝因は「ずっとコーチと取り組んでいることがかたちに現れたのだと思います。結果、数字に。日々、試行錯誤している結果だと思います」と早藤キャディは話した。これからも試合は続くが、「勝てる試合は全部勝ってもらいたいです」。チームで今季2勝目、通算10勝目を狙いに行く。

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