「ヒデキには脱帽だ」 ライバルたちも松山英樹の大逆転劇を称賛
<ジェネシス招待 最終日◇18日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>
松山英樹が最終日に「62」を叩き出し、6打差を覆す大逆転勝利をおさめた。アジア勢単独最多となる米9勝目に対して、ライバルたちも称賛を送った。
ウィル・ザラトリス(米国)は昨年にケガの影響で長期離脱し、今年の1月からツアーへ本格復帰。首位との2打差逆転を狙ったが、猛チャージをかけた松山の前に敗れた。
会見では木曜日に家族が亡くなったことを告白。言葉を詰まらせて、涙を流した。それでも「この試合で何よりうれしかったのは、日曜日に『62』を出す選手に負けた、ということなんだ。ヒデキのプレーには脱帽だよ」と勝者に惜しみない称賛を送った。
ツアー屈指の飛ばし屋、ルーク・リスト(米国)は「68」と意地を見せたが、松山の優勝スコアには3打及ばず。「本当にいいプレーができたし、プレッシャーを与えることができたとは思う。でも、きょうのヒデキの『62』を追うのは難しいよ」とうなった。
東京五輪金メダリストのザンダー・シャウフェレ(米国)は「ヒデキが通算17アンダーでフィニッシュしたのを見て、ほかの選手もちょっと“なえた”だろうね。ヒデキに脱帽だよ。彼はこれまで何度もそれをやってのけた」と舌を巻いていた。
大会ホストのタイガー・ウッズ(米国)は「とてつもない勝利。6打差から“62”を出したことは本当に特別なこと」とX(旧Twitter)に投稿。アジア勢最多勝利を挙げた31歳を祝福した。
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