「CL」やはり主役はエムバペ!レアル・ソシエダはエースを抑えきれずファーストレグ完敗
写真:エムバペ(AP/アフロ)
2月15日、CLラウンド16「パリ・サンジェルマン対レアル・ソシエダ」の一戦が行われ、2-0でパリ・サンジェルマンが勝利した。
前半は互角の展開だったが、後半にエムバペの得点で均衡を破ると、その勢いのままバルコラが追加点を挙げ完勝した。
日本代表MF久保建英は右WGでスタメンフル出場し何度もチャンスを演出したが得点やアシストといった結果は出せなかった。
ソシエダはインテンシティの高い守備で互角に渡りあう
戦前の予想ではホームのパリ・サンジェルマン有利との声が高かったが、ソシエダのインテンシティの高いハイプレスがハマり試合は互角の展開となった。
エムバペとデンベレの鋭いカウンターでチャンスを作るパリに対してソシエダはボールを奪った後に右の久保と左のバレネチェアを活かしたワイドな展開でチャンスを作っていく。
ソシエダはボール保持時に急いで前線に繋ぐのではなく、一度GKのレミーロに戻してからCFのアンドレ・シウバにロングボールを供給していく。
久保建英は序盤こそ激しいゲーム展開に戸惑っていたが、中盤以降は持ち味を存分に発揮していく。
エリア内で振りの速いニアサイドへのシュートを放てば、鋭いクロスを何度もエリア内に供給するなどチャンスを作る。
CLらしいハイレベルな試合は、互角の展開のまま前半が終了。
ソシエダはチャンスも多く作ったが、ややバレネチェアが空回り気味であったのが響き無得点となった。
一瞬のスキを突かれエムバペに得点を許す
後半に入ってもソシエダは集中した守備でプラン通りの試合展開で進めていたが、一瞬のスキを突かれる。
58分、パリはCKからマルキーニョスがヘディングでファーに流すと、エムバペがこれに反応し右足で押し込んだ。
この得点でパリは勢いを増し攻勢を強める。
70分にはバルコラに独力で得点を奪われると、ソシエダは体力的にも厳しくなり万事休す。
アウェーでの敗戦なだけに可能性は残るが、これで公式戦5試合連続無得点となり攻撃陣の状態が良くないだけにセカンドレグも厳しい戦いが予想される。
CLラウンド16のセカンドレグは3月5日、レアル・ソシエダのホームで行われる。
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