テーラーメイドが新製品発表会を実施 ルーキー清本美波が語った新1Wの実力は?「ロースピンで球が強く…」
テーラーメイドの新製品となる「Qi10」シリーズの発表会が、10日、東京都港区で行われた。同社史上最高の慣性モーメントを実現したというドライバーやフェアウェイウッドのほか、直進性を高めたアイアン「Qi IRON」もお披露目された。
会場には同社と契約を結ぶツアー通算2勝の永峰咲希と、昨年のプロテストに合格したばかりの清本美波が登場。プロ一年目への思いや新製品への感想を口にした。
緊張の面持ちで登壇したものの、話し始めると「小学校からの夢だったプロゴルファーになるということが叶ったのがうれしかった」と笑顔もこぼれる。そして、「(プロテスト)トップ合格は家族、スポンサーさん、テーラーメイドさんのサポートのおかげですね」と感謝の言葉を述べた。
ルーキーイヤーの開幕時に清本が握りそうなのが「Qi10 LSドライバー」。これ以外にも「Qi10 ドライバー」や「Qi10 MAXドライバー」と3モデルあるなかで、低スピンが売りの機種を選んだ。
「一番最初に感じたのは打感(のよさ)。ロースピンなので球が強く感じるし、飛距離も伸びている」。前作よりも強い弾き感や、飛距離アップも実感する新ドライバーに好感触だった。クラブへのこだわりが強い清本だが、今作のドライバーは「フェースも青くてシュッとして見える」と構えた時の“顔”にも納得の様子だ。
今作は“やさしさ”がテーマ。アマチュアにとっても朗報だが、使用クラブのおすすめポイントも教えてくれた。
「LSは操作性もよく、低スピン。ボールが吹けあがる人やヘッドスピードが速くて球がバラついてしまう方にもおすすめしたい」と、主にハードヒッターへおすすめしたい一品なようだ。だが「ミスしたと思っていても(許容範囲内に)収まっている」と、もちろん”やさしさ”も兼ね備えている。
間もなくプロとしての第一歩を踏み出す。「一年目なので、楽しみとワクワクがある。そのなかで自分らしく堂々としたプレーでしっかり戦えたらと思います」というのが今季の抱負だ。「攻めのプレースタイルなので、そこを見ていただけたら」とファンへ向け、“自分らしさ”のアピールも忘れない。新しいクラブを相棒に、シーズンを戦っていく。(文・齊藤啓介)
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