まるでメッシ!久保建英が約20分間のショータイム、CLザルツブルク戦引き分けも圧巻のプレー
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
11月29日、CLグループD第5節「レアル・ソシエダ対ザルツブルク」の一戦が行われ、0-0の引き分けに終わった。
この試合ベンチスタートとなった日本代表MF久保建英は、74分から出場し得点こそ奪えなかったものの圧巻のプレーを披露。
レアル・ソシエダは勝ち点を11とし、グループ首位をキープしている。
すでにベスト16進出を決めているソシエダはCLながらメンバーを落として臨んだ
久保建英やバレネチェア、ミケル・メリーノ、トラオレ、ル・ノルマンといった主力をベンチスタートとしたソシエダ。
1位通過を全力で目指すのではなく、ローテーションを敢行しながら1位通過を狙う戦いを選択をした。
アルグアシル監督はCLだけでなく、ラ・リーガを睨んだメンバーをザルツブルク戦に送り込んだが、得点は奪えず0-0に終わった。
2位のインテルもベンフィカと引き分けに終わったため、グループステージ最終節の直接対決で引き分け以上であればソシエダの1位通過が決まる。
74分から登場の久保はメッシばりのプレーで圧倒的な存在感を見せる
得点こそ奪えなかったが、その存在感は別格だった。
出場した瞬間からスタジアムの雰囲気を変え、そのプレーで試合を支配して行く。
85分、左サイドでボールを受けると、対峙するDFを巧みなステップを使い完全に抜き去りバレネチェアへパス。
最後はスビメンディがシュートを外したが、久保からビッグチャンスが生まれた。
89分には同時の投入されたトラオレとの流れるようなワンツーでエリア内に侵入しチャンスを作る。
90分にはエリア外正面でファウルを受け、自らFKを蹴った。
中村俊輔を彷彿とさせる素晴らしいFKだったが、ザルツブルクのGKシュラガーのファインセーブにあい得点にはならなかった。
アディショナルタイムにもカットインからシュートを放つなど、たった20分間の出場ながらMOM級の存在感を見せた。
2ヶ月ほど得点は取れていないが、試合への影響力は欧州トップレベルだ。
久保がピッチにいるだけでソシエダは欧州の強豪クラブへと変貌する。
ソシエダの次戦は12月2日、中2日で行われるアウェーのオサスナ戦となる。
久保の得点に期待しよう。
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