勝みなみは韓国ウェイティングから気温差20度超の“暑い!”マレーシアへ ランク浮上、最終戦出場に向け「流れを作りたい」
<メイバンク選手権 事前情報◇24日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>
先週の韓国戦はウェイティング1番手で現地で待機したが、出場は叶わず。「午後3時くらいまでコースにいました」と、大会初日の木曜日にコースをあとにすると帰国。週末は大ファンのプロ野球・阪神タイガースの日本シリーズ進出をゆっくり観戦するなど疲れを癒やし、23日(月)に南国マレーシアに乗り込んだ。
気温30度を超え、湿度も時間帯によっては90%を突破する季候には、「暑い!」というのが第一印象。先週とは実に20度以上は違う気温差には少々戸惑い気味。火曜日は15番までプレーしていたが雷雲接近、そしてその後のスコールによりこの日のプレーは中止となり、コースをあとにした。
「湿気がすごくて、午後からは雨が降ると聞いていたんですけど、今週は雨のゴルフになるのかなと思います」。雨季に入ったマレーシアは、毎日のように昼過ぎから雲行きが怪しくなり、月曜日も午後には練習ラウンドがストップ。まとわりつくような暑さに加え、雨による中断との戦いにもなりそうだ。
アジアシリーズは3戦目に入り、2週前の中国・上海では63位。今季ここまでのポイントランキングは81位と、来季のフル参戦権獲得となる80位近辺を行ったり来たり。「あと2試合、予選落ちがないですし、1コは日本ですし楽しく回れたらいいなと思います」と気負いはなし。今週、来週の日本開催「TOTOジャパンクラシック」が予選カットなしの大会ということもあって、上位争いに食い込んでランキングを上げる構えだ。
TOTOのあとは米フロリダ州で1試合、ここが終了した時点でランキング60位内に入れば最終戦の「CMEグループ・ツアー選手権」に出られるとあって、今週の結果が今後の流れに大きな意味を持つことになる。
「ゴルフの調子もすごく悪いわけではないので、かみ合って、流れに乗っていければ上位にいけると思う」と現状を分析。「自分で流れをつかんでいければいい。アジアシリーズを楽しんでいきたい」と、3月以来のトップ10を目指し、次戦以降に流れを持って行きたい。
大会タイトルスポンサーのメイバンクはクアラルンプールに本店を置く東南アジアを代表する銀行。企業ロゴには『TIGER』があしらわれ、コース内には虎があふれている。「優勝してほしい!」と阪神の日本シリーズ優勝を願うと同時に、自身も猛虎パワーで頂点を目指していく。(文・高桑均)
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