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「ZOZOチャンピオンシップ」に参戦するイム・ソンジェはどんな変則パターも使いこせるテクニシャン!?

ガッツポーズを見せるイム・ソンジェ。そのナイスパットは動画で【写真:米国男子ツアーの公式Instagram(@pgatour)より】

米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。「ZOZOチャンピオンシップ」の練習日、イム・ソンジェ(韓国)が巨大なパターに挑戦する動画を公開した。

練習グリーンでソンジェが手にしたのは、しっかりとPGAツアーのロゴマークが入った巨大なパターだった。重さに耐えるためか左右の手を少し離してグリップすると、ヒールを浮かせて、パターの先の方でコツンと強気に打つ。するとボールは真っすぐに転がり、カップの真ん中からカップイン。見事にパットを決めてみせた。
 
ソンジェは周囲にいた人とグータッチをすると、最後は笑顔で小さくガッツポーズ。
 
実はソンジェはこの巨大パターの扱いに慣れていたのかもしれない。と言うのも、この動画に続いて昨年の「ZOZOチャンピオンシップ」で撮影された動画が3本、公開された。
 
1本目は今年と同じ巨大パターを打つ動画。昨年も同じ構えから打つと、フックラインを見事に決めている。続けては一つのヘッドに対して左右にシャフトがつけられた変則パター。2人で息を合わせて打つと、これも見事にカップイン。2人はハイタッチをした後も、ただ笑うばかりだった。
 
そして最後に登場したのは、4つのパターヘッドが電動でクルクルと回転するもので、もはやパターと表現していいのかどうか迷ってしまう。目にした瞬間にソンジェも大きく口を開けて笑い出してしまった。さすがに、これだけはなかなかうまく打つことができずに苦労した様子。ようやくカップインすると、スタッフから「Congratulations.(おめでとう)」と声を掛けられていた。
 
ソンジェは韓国出身、1998年生まれの25歳。ジュニア時代から多くのタイトルを獲得すると、2015年にプロ転向。翌年には高校生プロとして日本ツアー出場しシード権を獲得、17年には賞金ランキング12位に入る活躍を見せた。18年にはPGAツアーの下部ツアーに参戦すると、開幕戦で優勝。次戦も2位に入り、早々とツアー昇格を決めた。
 
レギュラーツアーでも初年度からトップテン入り7回と好成績を残し、同年のルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。20年の「ザ・ホンダ・クラシック」でツアー初優勝を挙げている。
 
「ZOZOチャンピオンシップ」の予選ラウンド、ソンジェは大西魁斗、サヒス・ティーガラ(米国)と同組でラウンド。大会では使い慣れた愛用のパターで、大切なパットを次々と決めてほしい。

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