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出だしの+3からイーグル奪取でカムバックも… 畑岡奈紗は伸ばしきれず“悔い”

イーブンパー・59位タイと出遅れた畑岡奈紗(撮影:ALBA)

<BMW女子選手権 初日◇19日◇ソウォンバレーCC(韓国)◇6647ヤード・パー72>

出だしでつまづいた。10番からティオフした畑岡奈紗は「自分ではいいショットをしたと思ったけど、大きかった」とピン手前にキャリーさせた2打目は、下り傾斜でグリーン奥にこぼれてボギー。続く11番ではティショットが右に曲がってロストとなり、セカンド地点からティイングエリアに戻って打ち直し。5オン2パットのダブルボギーを喫し、わずか2ホールでスコアを3つ落とした。

苦しい幕開けだったが、ここで踏ん張るのが日本のエースだ。13番でひとつ戻すと、打ち上げの15番パー5では2打目をグリーン手前カラーまで運び、8メートルをねじ込んでイーグル奪取。17番ではピン左80センチに絡めてバーディとし、アンダースコアで折り返すことができた。

「イーグルを獲ったところは攻めのゴルフができていたし、パッティングもうまく入ってくれた」。ここからさらに流れに乗っていきたかったが、後半2番のボギーで勢いが停滞。そのあとはスコアカード通りの数字を並べ、イーブンパー・59位タイと出遅れた。チャンスパットがショートする場面が多かったことを挙げ、「(15番の)勢いで伸ばしていきたかったけど、それができなかったのは残念。パッティングが決められないと、伸ばすことはできない」。ビッグスコア頻出のリーダーボードで遅れをとったことを悔しがる。

朝には冷たい雨が降ったが、硬くて速いグリーンに大きな影響を与えなかったようにも感じている。「意外とスムーズにいっていた。上りのラインにつけないと速いところもあるので、ところどころ気を付けたい」と話し、それを狙うアンジュレーションに富むフェアウェイからのショットについては「もう一度アドレスだったりをチェックしないといけない」と修正を図る。

「スコアが本当に出ているので、あしたは自分が出せるように頑張りたい」と見据える2日目。今季ここまでのバーディ数は『283』個でツアー全体1位を走っている。その攻撃姿勢を貫くことができれば、自ずとビッグスコアも見えてくるはずだ。(文・笠井あかり)

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