タイガー&ティンバーレイクが“ゴルフの聖地”にスポーツバー開店も… 現地住民が激怒するワケ
タイガー・ウッズ(米国)と世界的ミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイク。ふたりが手を組み、スコットランドのセントアンドリュースにスポーツバーをオープンさせようとしているが、その大胆な計画が現地住民の怒りを買っている。海外メディアの『The Independent』などが報じた。
ウッズとティンバーレイクは『T-Squared Social』というガストロパブビジネスに乗り出しており、今年9月にはニューヨークのマンハッタンに最初の店舗をオープンしたばかり。“ゴルフの聖地”セントアンドリュース・オールドコースにほど近い、1930年代から続く映画館を改装し、2号店にする計画を議会に提出したという。
この歴史ある映画館は、ゴルフ・シミュレーターやスポーツ観戦用の巨大スクリーンを備えたダイニング施設に生まれ変わる。映画館のスクリーンのひとつは残し、劇場公開作品も上映される予定だ。映画館の経営責任者であるデビッド・モリス氏は、「この投資は映画館の長期的な未来を確保するために、極めて重要である」と話している。
だが地元住民の中には、この計画に批判的な者も。そのひとりは地元紙に「象徴的な建物を変えるという提案は無礼だ」と難色を示している。
セントアンドリュース・コミュニティ協議会のニール・ドブソン氏もこの計画には否定的。「アメリカン・バーなんて、この町にはまったくふさわしくない。アメリカ人ゴルファーであふれかえり、子供たちのためのものは何も残らないだろう」とコメントした。
セントアンドリュースで2度の「全英オープン」制覇を果たしているウッズは、「私は幸運にも、ここセントアンドリュースで多くの特別な瞬間を楽しむことができた。地元のコミュニティを盛り上げ、セントアンドリュースに住む人たちにとっても、訪れる人たちにとっても、歓迎される場所になりたい」と、店舗オープンの意図を語った。
ティンバーレイクは「セントアンドリュースにはゴルフをするために何度も来ている。この町に投資し、2回目のT-Squared Socialを開けることを光栄に思う。私たちの店舗は、典型的なスポーツバー以上の体験ができる場所だ」と話した。グラミー賞、エミー賞を獲得した世界的歌手である42歳は、ゴルフ好きとして大いに知られ、ハンディキャップは4.3の腕前だ。
2号店の開店予定日は明らかにされていない。地元住民の反感を買う中、無事にオープンを迎えることができるだろうか。
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