ゴルフシューズにも “よそ行き” があっていい

アメリカテイストのサドルシューズはゴルファーのイメージ

ドレスシューズのようなクラシックなデザインのゴルフシューズ。もちろんメジャーなゴルフブランドでもラインナップされてはいるものの、素材がレザーとなるとかなりのマイノリティと言えるかもしれない。機能性や軽さを重視した合成皮革のスポーティなゴルフシューズに慣らされてしまうと、こうしたゴルフシューズは疎遠になってしまう。
 
手持ちのゴルフシューズは1足だけという “着た切り雀” という状態であれば、なかなかこうしたクラシックなゴルフシューズをチョイスしづらい。だがゴルフシューズを何足かもっているのであれば、その中に1足 “よそ行き” 感覚のゴルフシューズを用意しておきたい。出かけるコース、一緒にまわる相手、その日に着るゴルフウェア、なによりいつもとは違った気分でラウンドしたいとき、“よそ行き” 感覚の足元で臨むのはアリ。そんなときにおすすめしたいのが「ラムダ」のクラシカルなデザインのゴルフシューズだ。

「ラムダ」はポルトガル生まれ。ヨーロッパの上質なレザーのみを使用したゴルフシューズは、すべて熟練した職人によるハンドクラフトから生まれる。そのルックスはトラディショナルなドレスシューズの美しさに洗練が加わった優美なもの。スポーティでゴツいゴルフシューズにはない “よそ行き” 感覚が魅力だ。
 
だがそのルックスに心をひかれたとしても、軽くて、ソフトな今どきゴルフシューズに馴染んだ足が受け入れられるだろうか、そして何よりプレーをしっかりとバックアップしてくれるシューズなのか、気になるところだ。

「ラムダ」のシューズははいたときに硬い感触はあるのだが、レザーでありながら、はいた瞬間から足によく馴染んでいることを実感できる。そのため “はきならし” の時間がなくても大丈夫だ。そして地面をしっかりととらえて、パワーを伝えてくれる。たとえばツマ先下がりのショットのときでも、足裏が地面をしっかりとつかんでくれるため、ソフトで軽いシューズで感じる、十分に踏み込めないといったもどかしさがない。
 
ソールはしなやかさと、ほどよい硬さが絶妙に調和しているのが特徴。さらにカカト部分には独自の衝撃吸収構造が採用されている。しかもアウトソールまでハンドメイドで作り上げられる。インソールには、通常アウトソールとインソールの間にはさむことが多いコルクが用いられている。軽さ、柔らかさがもたらすフィット感とほどよい硬さによって、衝撃を吸収してくれるためはき心地は快適。またコルクは湿気に強く、汗をかいても足指は動かないため、踏ん張る力を均等に地面に伝えてくれる。
 
さらにレザーというと気になる雨にも、アウターレザーとライニングレザーの間に防水透湿フィルムを挟み込む独自の防水加工によって対応。通常の防水加工では失われがちなソフトな風合いや快適なはき心地もきちんと保たれる。

ここまで “よそ行き” 感覚のゴルフシューズとして、レザーのドレッシーな「ラムダ」を紹介したが、スニーカータイプもラインナップされている。とはいえスポーティさやカジュアル感は控えめの大人仕様のデザイン。クラシックなレザータイプ同様に、機能性にも十分に配慮がなされている。

ようやく秋らしい陽気となり、上品なニットや機能素材でもウールのような質感をもったパンツ、さらに千鳥格子やアーガイルといったデザインのウェアを着る機会も増えてくる。そんなときの足元はスポーティ一点張りのゴルフシューズよりも、「ラムダ」をはいたほうが相性はいい。

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