ブライトンのデ・ゼルビ監督は名将か、それとも・・・。真価問われるELマルセイユ戦へ
写真:ブライトンのデ・ゼルビ監督(ロイター/アフロ)
10月5日(日本時間10月6日)、ELグループB第2節「マルセイユ対ブライトン」の一戦が行われる。
前回の試合(プレミアリーグ第7節アストンヴィラ戦)では6失点と衝撃の大敗を喫したブライトンはEL初勝利を目指す。
采配ミスでチームを大敗させてしまったデ・ゼルビ監督がどのようにチームを立て直すのか注目だ。
立て直しが急務も状況は厳しい
大敗したアストン・ヴィラ戦では、ファーガソンとウェルベックという相性の悪い2人のFWを同時起用し、初出場の18歳ジャック・ヒンシュルウッドをボランチで出場させたブライトンのデ・ゼルビ監督。
負けるべくして負けた試合であったことから、試合後は大きな批判にさらされた。
デ・ゼルビ監督は試合後謝罪し、ELではメンバー変更を行い気持ちを切り替えて臨むはずだが、立て直しは非常に難しい状況だ。
なぜならば、過密日程によりチーム全体の疲労度が高いからだ。
9月16日 マンチェスター・ユナイテッド戦(プレミア)
9月21日 AEKアテネ戦(EL)
9月24日 ボーンマス戦(プレミア)
9月27日 チェルシー戦(カラバオ杯)
9月30日 アストン・ヴィラ戦(プレミア)
このように、2週間で5試合をこなす超過密日程となっているため、コンディション面は良くない。
さらに本日行われるEL第2節のマルセイユ戦はアウェーであるため、移動の疲れも加算される。
隣国であるためそれほど移動距離はないものの、やはりホームで戦うよりも負担は大きい。
ギルモア、三笘薫、エストゥピニャンといったチームの主力はかなり疲労が大きいはずだ。
グロスやミルナーといったベテランたちが負傷から復帰できていれば良いが、出場できるかは微妙なところだ。
フレッシュなメンバーでインテンシティを高めるか、それともベストメンバーで臨むのか注目
直近5試合で3敗しているブライトンにとって、このELのマルセイユ戦は非常に重要な一戦となる。
疲労度を考慮すれば、バレバやファティ、アディングラ、ランプティといったフレッシュなメンバーを積極的に使う方法もある。
しかし、絶対に負けられない試合であることからも、デ・ゼルビ監督はベストメンバーを送り込む可能性もある。
確実に疲労が溜まっているであろう三笘にとっては厳しい状況だが、この厳しい状況で活躍することができればより選手として成長できるのも確かだ。
果たしてデ・ゼルビ監督はどのようなメンバー構成でマルセイユ戦に臨むのか、そして三笘薫は疲労した状態ながらチームを救う活躍ができるのか、2つの視点で注目だ。
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