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一時は予選落ち危機 畑岡奈紗、ヒヤヒヤの決勝進出に「想像してなかった」

畑岡奈紗は2日目に伸ばせず。ヒヤヒヤの予選通過となった(撮影:上山敬太)

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 2日目◇23日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6569ヤード・パー72>

イーブンパーの43位タイから出た今季日本ツアー初出場の畑岡奈紗は2バーディ・3ボギーの「73」。トータル1オーバー・50位タイでホールアウト。薄氷の予選通過となった。

4年ぶりにプロ初優勝の舞台に戻ってきた畑岡だったが、思わぬ苦戦を強いられた。「今日はパッティングがうまく決められなかった。自分の打った後のボールの転がりが、イメージ通りになかなか伸びてくれなくて…」とバーディチャンスでなかなか決めきることができず、我慢のゴルフに終始した。それでも17番までイーブンでしのいでいた。

そして迎えた18番だった。「結構風が吹いていて、右の池はもちろん警戒していたのですけど…」。しかし、ティショットが薄く当たってしまい、ボールは右の池へ。3打目はグリーンに乗せることができたが、パーパットを外してしまい、痛恨のボギー。ここで予選通過圏外へ転落した。

結果的にはカットラインが下がり、最終ラウンドを戦う権利を得たが「こういう位置でプレーするっていうのは、自分の中では想像してなかった。日本のたくさんの方に応援に来ていただいたのですが、自分のプレーができなかったのはすごく悔しいです」と唇をかんだ。

畑岡の次戦は米ツアーアジアシリーズの開幕戦「ビュイックLPGA上海」(10月12日開幕)を予定。まだ挽回のチャンスは残されている。上昇気流に乗って主戦場に戻りたい。(文・神吉孝昌)

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