昨年3位の菅沼菜々がボギーフリーの好発進! 2週間のオフは“乃木坂46”に“課題克服合宿”
<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 初日◇7日◇パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)◇6755ヤード・パー72>
国内女子メジャー「日本女子プロゴルフ選手権」の初日、菅沼菜々は4バーディ・ボギーなしの「68」で回り、4アンダーと上位で発進した。
「練習ラウンドをした感じでも、こんなスコアが出ると思っていなくて」と話すのも、今メジャーが行われている長崎県にあるパサージュ琴海アイランドGCは、海に囲まれた日本屈指のシーサイドコース。海から吹き込む強風とアンジュレーションの利いたグリーンが難易度を高める。そんな舞台で「ノーボギーで回れてすごい嬉しいです」と笑顔で振り返る。
菅沼は8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で念願の初優勝を挙げたばかり。「いい意味で自信がついたし、余裕ができたのはありますね」と、これまで抱えていた初優勝のプレッシャーから脱したことや、今シーズン活躍した選手だけが出られる最終戦、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」出場も決めたことで、このメジャーも落ち着いて迎えられている。
そんな菅沼は前々週、前週の試合はスキップして2週間のオフに充てた。「ライブに行ったり、あとは静岡で合宿をしました」。大好きな『乃木坂46』のコンサートで気分転換しながら、「ドライバーで左に絶対いかない打ち方や、100ヤード以内」といった課題にも取り組んだ。その成果もあって、2番パー4では残り100ヤード、6番パー4では残り92ヤードから、ともに52度のウェッジでワンピンちょっとのチャンスにつけてバーディを奪った。
「みんな勝ちたい思いが強い試合ですし、でもあんまり気負い過ぎてもよくないと思うので、楽しく4日間、まずは4日間できるように予選をしっかりクリアしていきたいです」。メジャーの初日に好発進も、まだ力を入れる段階ではないと考えている。
昨年大会では初日に8バーディ・1ボギーの「65」で首位発進したが、3日目に「73」と落として最終成績は3位。メジャータイトルを逃した。NEC軽井沢72ゴルフトーナメントではフラストレーションが溜まっても「アイドルなんで、笑顔でやり過ごしました」と、『乃木坂46』を研究した独自のメソッドで勝利を引き寄せた。メジャーの舞台でも最後まで笑顔のままプレーしたい。
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