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プロテスト1次予選不通過で心機一転! 田中美紀が圧巻の5連続バーディで「66」の好発進【マイナビネクストヒロイン第8戦】

田中美紀はプロテスト1次予選不通過から心機一転で「66」をマークし首位タイに立った(撮影:福田文平)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第8戦 PGMシリーズ GRAND PGM CUP◇31日 初日◇大宝塚ゴルフクラブ(兵庫県)◇6367ヤード・パー72>

マイナビネクストヒロインゴルフツアー第8戦 PGMシリーズ「GRAND PGM CUP」の初日が終了。「もう獲れるときに獲っておこうと思っていて」と前半だけで6つのバーディを奪った田中美紀。初日を9バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「66」で回り、初日首位タイに立った。

「ベストスコアが出ました!」と開口一番、笑顔で話した田中。2番でバーディを奪うと、そこから圧巻の5連続バーディ。「どれも1ピンくらいにつけることができて、うまくパターが入ってくれました」と振り返った。仕留め切る勝負強さはもちろん、1ピンにつけたショット力も光った。

「打ち出し方向を決めてスイングするといい感覚で振れて、続けて練習していたら、自信を持ってショットできるようになりました」と、好調ショットの要因を明かした。しかし、そのきっかけはプロテストでの挫折。福岡県の西日本CCで7月に開催された、プロテストの1次予選で、1打足りず2次予選に駒を進められなかったのだ。

「不合格になって、あまり練習する気が出なかったときに、自分に何が一番足りないかを見つめ直しました」と、田中。「プロテストのときはショットの調子がよくなかった」。その原因を考えると、狙った方向に打ち出せていないことだと気づき、「出球を決めて、出球に向かって自分のスイングをすることが大事だなと改めて思った」のだという。

また、気持ちの変化も大きい。「プロテスト前は気負い過ぎていた部分があって、ゴルフをなかなか楽しめていませんでした。だから、これからの1年は楽しみながら練習もトレーニングも頑張って、それでうまくいったらいいな」と、気持ちを切り替えて今大会に臨んでいた。その結果、「66」というビッグスコアにつながった。

「今日と同じように自信を持って振り切って、コースマネジメントもして、自分が納得できるプレーでいいスコアを出せたらと思います。明日も楽しみます!」と意気込む田中の瞳は、ゴルフを始めたばかりの少女のように希望に満ちあふれていた。(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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