「パリ五輪」あるぞメダル獲得!キャプテン古賀の引退発表で一致団結のバレーボール女子日本代表がパリへ出発!
古賀紗理那(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
7月10日、パリオリンピックでメダルの期待がかかるバレーボール女子日本代表がフランスへ向け出発した。
パリオリンピックを最後に引退することを表明したキャプテンの古賀紗理那が取材に応じ、「チームにとっても私にとっても集大成なので高いパフォーマンスが出せるようにしたい」と決意を示した。
前回の東京オリンピックでは10位に終わった日本代表だが、今大会は本気でメダル獲得を狙っている。
オリンピックまでに世界レベルに上り詰めたバレーボール女子日本代表
これまである程度実力はあるものの世界の強豪に跳ね返されてきた日本だったが、パリオリンピック直前で世界レベルに到達した感がある。
冒頭でも挙げた通り、東京オリンピックでは10位と思うような結果が出せなかったが、選手たちと眞鍋政義監督を含むコーチ陣の努力により徐々に世界レベルへと近づいていった。
2022年9月にオランダとポーランドで行われた世界選手権では、5位という好成績を残した。
アメリカやイタリア、ブラジル、中国、トルコ、セルビアなど世界トップ国が集う大会で5位になったことで、大きな自信が芽生えたはずだ。
そのディフェンス力は間違いなく世界屈指のレベルと言っていいだろう。
そして2023年9月に日本で行われたワールドカップバレーでは、トルコ、ブラジル、プエルトリコ、アルゼンチンといった強豪が参加する中3位となり、さらには2024年7月に行われたネーションズカップでは銀メダルを獲得したのだ。
東京オリンピックで金メダルを獲得したフランスと対等に戦えるほどチーム力はUPしており、世界ランキングでも7位とメダル獲得を本気で狙える実力国となっている。
古賀紗理那の引退がもたらすポジティブな効果
バレーボール女子日本代表の顔として長年プレーしてきた古賀紗理那がパリオリンピック後に引退してしまうのは、女子バレー界にとっては痛い出来事だ。
しかし、パリオリンピック直前に引退を発表したことで、「紗理那さんのためにも」と感じる代表選手たちは多くなるはずだ。
それは眞鍋監督らコーチ陣も同様だろう。
確かな実力にキャプテンの大会後引退の発表により一致団結感が増した女子日本代表は、完全に世界トップレベルと対等に戦える状態であるといえるだろう。
果たして女子日本代表はパリオリンピック本番でどのような戦いを見せてくれるのか。
女子日本代表の初戦(ポーランド代表戦)は7月28日(日本時間29日)に行われる。
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