大坂なおみ出場のパリバ・オープンをカナダメディアが展望!「タフなスタートになるだろう」
現地3月9日に開幕したテニスの国際大会、BNPパリバ・オープン(アメリカ・インディアンウエルズ)に大坂なおみが出場。現在世界ランク78位の大坂は1回戦から登場し、復活を期す大会となる。
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2018年の同大会で大坂は初優勝を飾っており、自身にとってWTAツアーを初めて制覇した大会としても記憶されている。以降は、同年の全米オープンを含むグランドスラムでの計4度の優勝など、トッププレーヤーへと登り詰めていくこととなった。
昨年秋からの休養や、今年1月の全豪オープンでの復帰を経て迎える今大会は、大坂が再び上位への返り咲きを果たすきっかけとなるか、高い関心が寄せられている。
カナダ紙『SALT WARE』でも、大坂出場についての特集記事を配信しており、過去グランドスラムでも優勝経験を持つリンゼイ・ダベンポートの見解とともに大会を展望。同メディアは「2018年に20歳にしてWTA1000大会の初優勝を果たしたナオミ・オオサカにもチャンスがあるだろう」と今大会の見込みとともに「全豪オープンでは3回戦で敗退したオオサカは、1回戦で好調のスローン・スティーブンス(世界ランク3位)と対戦する」と伝えている。
さらに、ダベンポートのコメントとして「オオサカは素晴らしい場所にいて、昨年よりもずっと良い空間にいると聞いていますし、戻って競技をすることに興奮している」と、大坂出場への期待を述べた。
また「本当にタフな試合からのスタートになるし、オオサカは準備万端で挑まないとならない」と続け、「彼女は、オーストラリアの結果に少しがっかりしていると思うし、現在は気持ちも高めているだろうが、相当な努力が必要となるはずだ」として今大会や、今後への見解を示した。
一方で、ダベンポートは他にも「彼女のパワフルなプレーは芝でも十分通用する」と語っており、「もし、私が彼女のチームだったら、ウィンブルドンで優勝できると信じさせることに重点を置くと思う」として、大坂のトッププレーヤーとしての資質にも言及している。
記事では、このパリバ・オープンについて「ナオミ・オオサカにとって自身のキャリアをスタートさせた大会」と表現しており、「インディアンウェルズで復活を目指す」と綴っている。4年前、初の栄光を掴んだ舞台で、もう一度大坂らしい力強いプレーがみられるか、期待とともに注目していきたい。
構成●THE DIGEST編集部
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